名古屋市熱田区大瀬子出身の写真家であり映画監督である日比遊一さんが、自身の家族にまつわる実話をベースにした長編映画『名も無い日』を、5月29日から6月下旬にかけて約1か月、熱田区を中心とした名古屋市内で撮影。いよいよ2021年の公開が決定した。日比遊一監督自身の半生が色濃く反映されたオリジナル・ストーリーは、時にミステリアスに、時にエモーショナルに、故郷と家族の真の形を浮き彫りにした、濃密な人間ドラマに仕上がっている。舞台となった名古屋市の全面協力のもと、劇映画として熱田神宮が初めてスクリーンに登場することでも話題となっている。
この映画を名古屋市のシティプロモーションに活かそうと本会議で質問に立ったのが、日比遊一監督の地元である服部しんのすけ議員(熱田区:自民)。今回はほとんどが名古屋ロケであり、映画を通して名古屋の魅力が日本中に世界に広がり、名古屋市にたくさんの方々にお越しいただくきっかけとすべきではと質した。名古屋市観光文化交流局長は『名も無い日』への支援を約束。名古屋市の観光プロモーションに役立てたいと応じた。
こうした名古屋市を舞台とする映画は残念ながら極めてまれ。ヨコイの本会議質問がきっかけとなり、フィルムコミッション「なごや・ロケーション・ナビ」が設立され2021年がちょうど20年。2021年公開の『名も無い日』で名古屋市の魅力を発信し、名古屋市を舞台とした作品が多く制作されるよう取り組みを進めたい。