静かな節分

暦の関係で124年ぶりの2月2日の節分となった今日、今年の恵方である南区笠寺観音では、三密を避ける必要から「ご祈祷」「豆まき」を取りやめに。しかし関係者の予想に反し、新型コロナウイルス感染症の終息を願う参拝客が朝から多数つめかけ、本殿から環状線まで参拝の列は150mにも及んだ。

一方、例年の節分であれば、立ち飲み客でにぎわう串かつ屋などの露天が道路いっぱいに軒を連ねていたが、今年は感染症の感染拡大を防止するため全店舗自粛。露店が全くない静かな節分となった。

ただ課題も。参拝客や露店で付近はごった返すことから昨年までは一体の道路はすべて通行止めとしていたが、今年の節分では参拝客は少ないと判断し周辺道路の通行止めを見送った。そのため、参拝客の行列と一般の通行者、通過する車両や自転車で混雑しかなり危険な状態に。荒っぽい車が猛スピードで走り抜けたり、クラクションを鳴らしながら人々を威圧するなど、危険な状態が続いた。みなさんに安心してご祈祷していただくためにも、やはり通行止めは必要だった。

節分を境に季節は春に。新型コロナウイルスという鬼が早く追い払われるよう願いたいもの。
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横井利明
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