オリンピックは自宅で楽しもう

連日の日本選手の活躍に、涙が止まりません。

オリンピックの開幕直前までトラブルが続いたことで開催に対する批判がおこったり、感染拡大への不安から開催を危ぶむ声が湧き起こったりするのもよくわかります。しかし、オリンピックでの活躍を夢見て、5年間、いやそれ以上の間、大変な努力を続けてきた選手の皆さんの努力に思いをはせるとき、自然と涙が溢れるとともに、オリンピックが開催できて本当によかったと思います。

柔道男子66キロ級代表の阿部一二三選手と女子52キロ級の阿部詩選手の「兄弟金メダル」は、涙なくしては見ることができませんでした。日本柔道の活躍は目覚ましいものがあります。また、日本女子ソフトボールチームの活躍や男子日本サッカーの活躍、スケートボード界の歴史を作った堀米雄斗選手、競泳女子400メートル個人メドレーの大橋悠依選手など、日本選手の活躍は枚挙にいとまがありません。

また、海外選手においても、テコンドー女子57キロ級1回戦で、難民選手団のキミア・アリザデ選手が五輪2大会連続で金メダルを獲得していたジェード・ジョーンズ選手を破るなど、オリンピックの意義を再確認するとともに、拍手を送らずにはいられません。

アスリートの皆さんの努力を無駄にしないためにも、今度は、私たち日本に住む一人ひとりが、感染拡大防止に向けがんばるときです。せっかくアスリートの皆さんが目を見張るようなすばらしい活躍をしても、感染拡大で多くの同胞の皆さんが命を失っては悲しみしか残りません。

新型コロナ第5波への懸念が叫ばれる中、どうぞオリンピックが終わるまでの間だけでも、感染対策に心を配る17日間でありたいと思います。何よりもの日本人選手の皆さんに対する応援になると信じています。ようやく開催できたTOKYO 2020オリンピック・パラリンピックを私はお茶の間でしっかり楽しみたいと思います。

がんばれ日本選手!!そして海外選手の皆さん!!