栄四丁目フィリピンパブ46店による職域接種が完了

IMG_0340昨年度、新型コロナウイルスの感染拡大によるクラタスターが相次いで発生した栄四丁目の歓楽街。まちの1日の早い経済再生を目指し7月10日(土)から、フィリピンパブ46店を中心におこなわれていた職域接種が、9月4日(土)、無事終了した。

関係者の皆様には本当にお疲れさまでした。

この間、会場を快くお貸しいただいた中区役所職員の皆様、歓楽街でお仕事をする方々への啓発活動を行っていただいた中保健センターの皆様、そして何よりも栄四丁目職域接種に取り組まれた関係の方々には心から感謝と敬意を申し上げたい。

今回の職域接種は混乱に次ぐ混乱だった。

全国各地から職域接種の申請が相次ぎワクチン不足になったこと、想定以上の申請が一気に厚生労働省に提出されたことから国の業務が追い付かなくなり、ワクチンの配送がかなり滞ったことで、一時期は本当に接種ができるのか関係者一同、不安に陥った。そして最終接種日の直前には、モデルナワクチンへの異物混入報道により大混乱。厚生労働省から栄四丁目に配送されたワクチンは異物混入ワクチンと同じロット番号であるとの連絡が入ったころから、一時、ワクチンの接種を取りやめた。

しかし、その後、厚生労働省から別のワクチンが配送され、無事、9月4日(土)、厚生労働省からいただいたワクチンは1滴残らず接種をさせていただき、1,000人、2,000回分の接種を無事終えた。なお、この間、栄四丁目の方々は手弁当でボランティア活動。備品の購入費や案内看板の作成、スタッフの弁当代など250万円はすべて、ワクチン接種のために時限的に設立した団体「名古屋日・比社交協会」の持ち出しとなっている。

■ 栄四丁目職域接種の概要
・対象者
 栄四丁目のフィリピンパブ等で働く方々1,000人
・事業主体
 名古屋日・比社交協会(代表:山田信会長)
・接種会場
 中区役所地下2階ホール
・スタッフ
 うわとこクリニックからドクター2名、看護師2名、薬剤師2名、通訳4人など総勢25人

■ 栄四丁目職域接種の経過
・6月2日(火)
 栄四丁目で働く同級生から国が進める職域接種の対象にならないかとヨコイに相談をいただく。
・6月3日(水)
 職域接種会場として中区役所ホールの貸出ができないか市と調整
・6月4日(木)
 職域接種のための団体「名古屋日・比社交協会」設立
・6月7日(月)
 栄四丁目職域接種の実施について県の支援を知事に要請
・6月8日(火)
 愛知県感染症対策室に相談
・6月16日(水)
 厚生労働省に対し栄四丁目歓楽街として職域接種の申請
・7月10日(土)
 職域接種第1回目。7月17日、24日、31日にも第1回目の接種。
・8月7日(土)
 職域接種第2回目。8月14日、21日にも第2回目の接種。
・8月28日(土)
 モデルナワクチンに異物混入の報道がありワクチンのロット番号を調べたところ、異物混入の恐れがあることが判明し、急きょ8月31日のワクチン接種を中止に。
・9月4日(土)
 厚生労働省から代替ワクチンが届いたため、無事、第2回目のワクチン接種は終了。栄四丁目で働く1,000人の方々のワクチン接種が終了。
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横井利明
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