「紙製容器包装のリサイクル」から「紙素材のリサイクル」へ

紙製の箱や包装紙、紙袋などの「紙製容器包装」は、容器包装リサイクル法に基づき、名古屋市が収集、資源化を行っている。しかし、平成30年度における家庭等から排出される紙類の資源化率は22%にとどまっており、多くが可燃ごみとして捨てられているのが実態だ。また、多くの市民から「紙製容器包装はそんなに量が出ない。」「紙製容器包装の対象がわかりにくい」といった声も出されている。

そこで松井よしのり市議(守山区:自民)は、紙製容器包装のみを収集する現状を見直し、集団資源回収で回収している段ボールや雑誌以外のすべての紙を収集する仕組みへの転換を名古屋市会本会議場で提言した。

環境局長から、「紙資源のリサイクルについては、雑がみと紙製容器包装を同じ区分とすることにより、市民にとって分別排出がしやすくなるだけでなく、本市が選別をおこなうことで資源としての品質が向上し、古紙の市況が不安定な市況においても、有効活用を進めることができる。今後実証実験などの十分な検証を行い、紙資源のリサイクルをより一層推進できるよう検討してまいりたい。」と答弁。家庭等で排出される雑がみ等の紙ごみが今後、資源としてリサイクルすることができれば、可燃ごみの大幅な減量につながる可能性があり、紙資源の更なるリサイクルが進むことになりそうだ。
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横井利明
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