名古屋市の感染状況は過去最多を更新

名古屋市の新型コロナウイルス感染症新規陽性者数は1月19日、過去最多だった8月27日の新規陽性者数1,139人を大きく上回る1,425人を数え過去最多を更新した。また、全国25の都道府県で最多を更新。オミクロン株の勢いは全く衰えておらず、さらに感染拡大する勢いだ。

■　都道府県別感染状況
東京都　7,377人
大阪府　6,101人
愛知県　2,881人
兵庫県　2,514人
神奈川県　2,288人
埼玉県　2,215人

さて、ここで重要なのは医療のひっ迫が今後、起きるかどうか。

市はコロナ専用病床297床を確保したとしているが、看護師の不足などのため現時点で使用できるのは180床程度としている。さらに、オミクロン株の感染拡大により、看護師の充足が困難になれば、使える病床はさらに限られる可能性もある。

現在、名古屋市内の入院者数は94人(1月18日現在)。うち軽症・無症状が68人、中等症が26人、重症が0人となっており、医療ひっ迫は起きていない状態だ。今後、感染の中心が子ども、若者から高齢者や基礎疾患のある方々に広がるとすると、中等症・重症者が増加する可能性もあり、これ以上、急激にオミクロン株の感染拡大が続けば厳しい事態を招く可能性もある。