3回目ワクチン接種会場がガラガラのなぜ?
名古屋市においても「まん延防止等重点措置」が明日にも適用される中、3回目ワクチン接種会場の予約が全く伸びていない。
■ 3回目接種予約状況(1月19日現在)
〇 各区役所等で行っている「集団接種会場(ファイザー社ワクチン)」
1月29日・30日の予約状況 32%
〇 名古屋国際会議場で実施する大規模接種会場(武田/モデルナ社ワクチン)
2月9日~3月13日の予約状況 1%
大規模接種会場の予約率はわずか1%しかなく、現時点でガラガラの状況だ。
名古屋市は昨年4月19日に、75歳以上の32万人に、22日には65~74歳の27万人に一斉にワクチン接種券を発送したことで、16の区役所に高齢者が詰めかけ大混乱した苦い経験があり、今回は小分けして接種券を発送していることも一因だろう。
また、各クリニックでもファイザー社ワクチンの接種が可能となっているため、クリニックにも多くの予約が入っている状況だ。なお、65歳以上の方がクリニックで接種する場合、接種券は後出しでも構わないとされている。
一方でオミクロン株が感染拡大する中であり、1日も早く接種を進めてほしいのがわたくしたちの思い。すでに名古屋市は一定数のコロナワクチンを確保していることから、また大規模接種会場も余裕があることから、がん患者など感染すると重篤な事態を招きかねない基礎疾患のある方(年齢を問わず)などには、「接種券は後でもいいから早く接種して!!」ぐらいの柔軟な対応が期待される。