コロナへの対応の転機を期待したい

「ヨコイさん、今日は4人の陽性だった。」と私の主治医。

「今日は20人の抗原検査をおこなったが、そのうち4人から陽性反応。陽性率は20％だが最近はこんなもの。かなり市中感染が拡大していると考えていいだろう。」

私のまわりでも新規陽性者がかなり増えている。若いから無症状、高齢者だから重症といった単純なものではなく、子どもでも38℃をこえる熱やのどの痛みを訴えるものがある一方、特別養護老人ホームで介護を受けている高齢者の中にも無症状の方が目立つ。

ただ、報道等にあるように、私のまわりでは酸素が必要な中等症以上の方は未だ聞いたことがない。いや、むしろ「発熱は1日だけあったものの翌日には熱が下がり、新型コロナに感染したという自覚すらなかった」といった方が多い印象だ。

すでにオミクロン株はインフルエンザよりも弱毒といえるが、心配なのは後遺症。今後、さまざまな症例を確認する中で、短期的にも長期的にも後遺症が確認されなければ、新型コロナウイルスへの対応は大きな転機を迎えるかもしれない。