安倍晋三元首相の国葬

国葬本年7月、参議院議員選挙の街頭演説中に銃撃され亡くなった安倍晋三元内閣総理大臣の国葬が執り行われた。私もテレビの前で釘付け。名古屋から黙とうをささげた。

安倍元総理は強烈な印象を残した政権だった。

安倍政権の功績は枚挙にいとまがないが主には次の3点が挙げられるだろう。
① G7の中でも抜きに出た長期政権だった。他国の大統領が変わっても安部元総理だけは変わらなかったことから、とにかく安部元総理にご意見をうかがおうといった雰囲気があった。日本の総理が初めて世界の顔になった。

② 自由で開かれたインド太平洋構想
アジアから中東、アフリカにいたる太平洋、インド洋に面した地域に、法に基づく国際秩序を構築し、この地域の安定と繁栄を促進しようという構想を安部元総理が世界に向けて発信した。こういう構想を日本の総理が世界に発信することは少なく、自国中心主義を一段と強めつつ力による現状変更を視野に入れるとされる中国の存在を世界に知らしめた。アジアの将来を見据える同国の構想が浮き彫りになった。

③ 安保法制関連
日本国民の命と平和な暮らしを守るため、あらゆる事態に切れ目のない対応を可能にするとともに、国際社会の平和と安定への一層の貢献を可能にするため安保法制関連法を整備した。特に、国家安全保障会議を創設し、日本が主体的にトップダウンの形で軍事・安全保障関係をすべて主導できるような形にした。

また、相次ぐ金融政策によって、崖っぷちだった自治体財政が、かなり潤沢になった。アベノミクスの効果で名古屋市においても5,000億円に満たなかった市税収入が6,000億円を突破。安部政権誕生前には2,000億円程度だった市基金(貯金)が令和4年度には3,000億円をこえた。他の自治体もおおよそ同様の傾向を見せており、安倍政権における経済・金融政策は自治体財政にも大変大きな効果があった。

一方で、国葬に反対する方々が多く存在したのは残念。もう少し丁寧でわかりやすい説明が政府によってなされるべきだった。

安倍晋三元内閣総理大臣のご功績をたたえるとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
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横井利明
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