共同の力を、今こそ地域から

 市民と野党の共闘をと、定期的に取り組んできた中央区実行委員会の共同街頭宣伝。今回は私も参加させていただき、森つねと道議予定候補(中央区)もマイクを握りました。お互いのあいさつも気兼ねなく、積み重ねる大事さを実感です。

 立憲・社民・れいわ・新社会の各党から参加があり、「戦争させない市民の風・北海道」の川原茂雄共同代表もスピーチ。敵基地攻撃と軍拡増税、60年超の原発を稼働させることなど岸田政権を厳しく批判されました。コロナ禍や物価高騰で苦しむ国民の姿など、確かにまるで見えていないかのようです。

 スピーチの内容を気にかけているような、ちらちらと見ながら通り過ぎる若い方の姿もありました。仕事・バイト、学費・奨学金、格差や差別など、いろんな矛盾に満ちた今の日本社会。気候危機や人口減少など、大きすぎる課題に気持ちが重くなるのもわかります。いっしょになって打開する政党・政治家の力が問われています。

 そう思うと、私もスピーチが少し緊張気味でした。寒風が吹く12月で思い出すのは、リーマンショック後の派遣切り。労働組合や団体の垣根を超えて「年越し派遣村」がつくられ、野党の政治家もそろって駆けつけました。あの時に発揮された共同の力を、今こそ思い出したいと私から触れました。

 当時とは違う質の、先が見えない苦しい市民生活。軍拡増税という国民負担を増やそうとしているうえに、戦争できる国へと進む岸田政権に希望は決して見えてきません。いったい岸田政権は、誰を守ろうとしているのか。

 国会だけ見れば、立憲野党の共闘は進むのかと心配にもなります。こういう時こそ、軸足は地域・職場・学園に。しっかり地に足をつけて、がんばりたい。

 【今日の句】反撃と 言うが先制 否めない

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畠山和也
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