このままでは土台から壊れていく

 23日から始まる国会での論戦や今後の運動に生かすべく、紙智子・岩渕友の両参議院議員とで団体訪問・懇談にとまわりました。あらためて北海道の課題を掘り下げて語りあうことができたし、自公政治の行きづまりどころか、このままでは日本が土台から壊れていく危うさも肌で感じる懇談となりました。

 「減産を進めようという国の姿勢が引き金になって、ある農協の役員でさえ酪農をやめると言っている」(農民連)、「札幌の小学校でも新学期時点で50人もの教員不足」(道教組)など、大軍拡よりも予算をつけるべき分野はたくさんあるだろう!と、つくづく痛感。ある農家の「政府は実態をまったくわかっていない」という怒りも、ひしひしと伝わります。

 国とともに道の姿勢や施策にも、強い不満の声が。「4校に1校は配置をと国が求めているICT支援員は、予算がないことを理由に道立高校ではゼロ。現場の多忙化につながっている」(高教組)ことをはじめ、道議会で原発反対の議席を増やす必要を痛感(原発連)など、統一地方選でがんばらばければとの思いも強まります。

 岸田政権の危険性も話題に。「米製兵器を買うことに加えて修理費用も含めれば、とてつもない高額になる。軍事費の中身の暴露や、日本がアジアで米国の肩代わりをさせられることを知ってもらわないと」(自由法曹団)、「税理士以外の税務相談を取り締まるというが、税務署に行っても相談に乗ってもくれない。インボイス導入とあわせて強制的な徴税政策だ」(北商連)。さらに世論と運動を広げなければ。

 「安保3文書」も「原発回帰」も、まったく国会議論や国民の信も問わないで決めてきただけでなく、新自由主義的な施策でくらしも壊している岸田政権。その危なさの自覚が首相にないことが、さらに危ない。国会論戦とともに草の根での運動を強めなければ、です。

 明日も紙議員と懇談を続けます。

 【今日の句】暴走の 自覚のなさも 恐ろしき

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畠山和也
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