神の杜を護ろう~神宮外苑樹木伐採見直し請願が再度提出されました~


昨年12月26日、騙し討ちのように環境影響評価審議会が開催され、環境影響評価(環境アセスメント)手続きが実質的に終了しましたが、これぞ言語道断の強制終了ではないでしょうか?
この突然の開催強行について周知期間が不十分だったことから
「重要案件にもかかわらず通常と同じように取り扱われた」
とし、委員の池邊このみ千葉大学大学院教授が異例の苦言を呈する事態となっております。

神宮外苑再開発の環境アセス手続きが事実上終了 反対意見表明の委員も イチョウの生育不良は再審議されず 2022.12.26 東京新聞
「日本イコモス国内委員会などは26日東京都庁で会見し小池百合子知事に「環境影響評価(アセスメント)の継続審議が必要。着工を認めないで」と求めた」

数多くの有志、団体が立ち上がりネット署名を呼びかけ、ひとりひとりの都民、全国民が協力され、その総合計たるや、樹木伐採の反対を求める各団体・個人の全署名数は15万筆近く!
環境保全の市民活動をしている個人や団体はもとより、所謂反対運動にはかかわったことのない日ごろ忙しく働いている方々、学業に忙しい大学生…多種多様な国民が心ひとつに
「神宮外苑の樹木をいちょうを切らないで欲しい!」
と行動する事態に発展していった昨年末…

案の定、100年都民の営み、戦前戦後の泣き笑いを静かに見守った樹木の殺生与奪のボール⚽は「破壊の女帝」のもとへ戻ったのでございます。

あきらめない小さな一人ひとりの「言の葉🍃」署名を集めて大きなおっきーな署名の大樹🌲にして、懲りずたゆまずお届けしよう!と、昨年に引き続き「神宮の森を守る会」様が立ち上がられました。そこで昨年に引き続き※この度も小池知事宛の要望書提出の橋渡しと都議会への請願の紹介議員とならせて頂きました。
※昨年の提出請願詳細
「神宮の森を守る会」オンライン署名

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▲小池知事宛に請願要望書を提出
請願署名
▲本年第1回定例会にむけ都市整備委員会への請願提出とともに令和4年10月20日提出請願へ提出した署名

同会の快諾を得まして、知事宛要望、都市整備委員会提出請願を一挙公開いたします。

【小池百合子東京都知事への要望書】

神宮外苑地区再開発計画の東京都環境評価審議会第十回総会の無効を求めます。
東京都知事 小池百合子様
「神宮の森を守る会」 代表 楠本淳子

憲法第16条及び請願法第3条に基づき、以下の要項を請願いたします。 同法第5条に則り誠実な検討の上、私の願意への貴職のご所見を本年2023年1月31日までに文書にてご回答ください。

昨年2022年12月26日に「東京都環境影響評価審議会第10回総会」が、都民はもちろんの事こと、当計画の審議の関係者である日本イコモス国内委員会、神宮外苑の自然と歴史・文化を守るための国会議員連盟、東京都議会、報道機関が当総会を傍聴すべく申請を行なうための充分な時間を与えられることなく突然開催されたことに異議を申し立てます。

また当総会において、同年8月に承認されたいちょうの根系、水系、土壌の調査が行われておらず、よってその調査結果が審議されておりません。当調査は計画自体の是非を審議するにあたり欠かせないものであり、環境影響評価書作成前に審議されるべきものであります。

これらのことは、国の方針である環境影響評価の公開性に反し、また東京都環境影響評価条例(都民の責務)第八条「都民はこの条例に定める手続きの実施に積極的に参加し、環境影響評価の制度の適正な運営に協力しなければならない)」を阻止するものであります。

これらのことから12月26日の審議会は無効にされるべきであると考え、承認されているいちょうの根系、水系、土壌の調査を入念に行ない、その傍聴が関係者のみならず、傍聴を望むすべての人々に広く公開された環境の元にの改めて審議されることをここに要望いたします。

また、小池都知事におきましては、この第10回総会無効を受け入れ「公示」(条例第五十九条第一項による「実施制限の解除」(条例第六十一条)を行ないませんようここに強く要請いたします。

*****

【神宮外苑再開発計画の審議に関する請願書】

2023年1月16日提出
東京都議会議長 三宅茂樹殿
神宮外苑の森を守る会 代表楠本淳子

神宮外苑地区再開発計画における環境アセスメント審議継続の要請、そして更なる審議継続に当たり、いちょうの根系・水系・土壌調査を始めとする神宮外苑地区の樹木の健康状態の調査の実施とその結果が再度審議される事を要請します。

[願意]
1.12月26日に開催された環境アセスメント審議総会で本事業の審議を結審する事なく「公示」(東京都環境影響評価条例第五九条第一項)による、「実施制限の解除」(東京都環境影響評価条例第六十一条)を行わない事。
2.神宮外苑地区再開発計画の環境アセスメント審議会での審議を引き続き継続させる事。(2022年10月20日に提出した請願書の審議はまだ終わっていません)
3.イコモス日本国内委員会理事石川幹子先生から指摘された健康状態が懸念される6本のいちょうを始めとするいちょう並木及び今回の計画で維持、もしくは移植対象になり得る全ての樹木が今回の計画の遂行に耐え得る状態であるかの調査を工事開始前に実行終了し、その結果は工事開始前に報告され新たに審議対象とされる事。
4.なお、その樹木の調査は事業者より任命された樹木医に加えてイコモス日本国内委員会と共同で行なう事。
5.小池百合子都知事においては、環境アセスメント審議会における審議継続を促し、都民・国民感情を度外視した修正案及び事業者の着工を認めない事。

[理由]
2022年12月26日に環境アセスメント審議会総会が開催され、神宮外苑地区再開発計画についての審議が行われました。翌12月27日付の東京新聞の報道によると、

1)都によると、着工までに必要な主な手続きはこの日で事実上終了した。
2)いちょうの根の調査は事業者が単独で行ない、その報告は工事の着工以降でも構わない。
3)審議会終了後の取材で都の担当者は「事業者はいちょうの健康調査を今後も継続し状況を報告すると約束しているので、再審議の必要はないと判断した」

と報道されています。
いちょうの根系の調査は、とりわけこの6本のいちょうが今回の計画に耐えられるかどうかを判断するものであり、その計画実行の可否を判断する調査を工事着工後でも構わない。という発言は当計画においていちょうの健康状態を完璧に軽視した発言であり、ましてや都の担当者にそれを承認する権利はありません。加えて「口約束」は法的になんの効力も有しません。
いちょう並木の根系の調査にさらに言及すれば、いちょう並木の一部の木の生育不良について事業者側は2019年の時点で把握していながらも審議会に報告せず、そしてその事実が明らかになってから12月26日までの間に充分調査する時間はあったにも関わらず、調査を未だ実施していないことからも事業者の樹木保護に対する意識が極めて低いと思わざるを得ません。元々当調査は事業者が提出した建築計画にいちょうが耐え得るかどうかを審議するためのものであり、その調査を工事開始後でも良いなどと、それでは調査する意味がありません。
ましてやこのように樹木の健康に極めて無関心な事業者が工事開始後にきちんとした調査を行なうことなど到底期待できません。

いちょうの根系、水系、土壌調査及び保護、移植対象になっているすべての樹木の健康調査はイコモス国内委員会と共同で行われ、工事開始前に実施、終了、そして同じく工事開始前にその調査結果に基づき、樹木の健康状態から当計画が妥当であるかの審議が再度行われることを求めます。
26日の審議会において審議会委員である齋藤利晃日本大学教授も「調査結果を受けてどう判断するのか?」と、審議における調査結果の提出を求めていますし、「判断の妥当性に国民は懸念を持っている」と当計画実施に当たり都民の了解がなされていない事を懸念する発言をされています。同じく審議会委員である池辺このみ千葉大学教授は、「10万人を越える反対署名が集まり、計画の見直しを求める国会議員連盟が結成された事などを挙げ、ここで結審するのは適当だと思えない」と発言されています。

民主主義国家におけるまちづくりにおいて、民意はむしろその中心を為しガイドラインとなるべきものであり、決して無視できないものと認識します。その点に置いて当計画における市民参加は誠に不十分であり、民意の賛同が不在です。都民の声をさらに入念に聴取し民意に沿った、自治体と都民が共に喜んで参画し盛り立てる計画に、また自然環境に負担のかからないSDGsの主旨に沿った計画にと練り直すべきです。
小池都知事はグリーンリカバリーに基づくサスティナブル・リカバリーの推進をも高らかに掲げております。森を破壊するのではなく保存活用すべきであり審議継続は必須であると考え、ここに謹んで請願いたします。

【お姐総括!】
続々と著名人たちも立ち上がっています。

お姐の大好きな漫画家の安野モヨコ先生
moyoko
【安野モヨコ展ANNORMAL】展にてお姐撮影(撮影OKの展覧会)
「普段あまりこう言ったことを呟かない事にしていますが
樹木の伐採に関してだけは別です。絶対反対です。
#神宮外苑の樹木伐採に反対です
#神宮外苑の樹木伐採に反対します
モヨコ」
安野モヨコ先生公式Twitterより

元ラグビー日本代表・平尾剛さんが秩父宮ラグビー場移転に反対。建て替えが「改悪」である5つの理由 2023.1.16HUFFPOST

元ラグビー日本代表で神戸親和女子大教授の平尾剛さんが、秩父宮ラグビー場の移転に反対するオンライン署名を立ち上げました。

さらに「菊とバット」などの著書がある、作家でジャーナリストのロバート・ホワイティングさんが1月16日、神宮球場を守るためのオンライン署名を立ち上げています。

神宮球場の建て替えは「日本にとって大きな損失」。反対の署名に1万人以上が賛同 2023.1.19HUFFPOST

著名だからこそ、ともすると政治・イデオロギーととられかねない反対表明をすことは勇気のあることでありますし、広く理解と共感を深めるオピニオンリーダーとなっていただけることは実に力強い限りであります。

ともすると環境問題をあつかう反対運動は「プロ市民」がイデオロギーや政治活動に活用されたりするので、一般の方々は少しあるいはドン引きして見てしまい、「関わりたくない」「ヒトゴト」で見ないふりして片付けてしまうものです。

しかしながら、神宮外苑樹木伐採問題は、そんな躊躇も吹き飛ばす、人々の心の琴線を揺さぶるものがあったのであります。
人生一度は神宮外苑のいちょう並木を歩いたことがある、野球場やラグビー場で試合を見た…都民と全国民の想い出が詰まっている「聖地」だからなのではないでしょうか。

遊びたいさかり、勉学も忙しい大学生が声を荒げず自然な形でかかわっているのも特徴的です。

神宮外苑の樹木を救いたい!経済発展と環境保護…どちらも犠牲にしない道を探る 
~多様性時代を駆け抜ける10代が、「自分」と「仲間」を見つけるメディア&コミュニティ Steenz(スティーンズ)より~

署名活動でご一緒した際に学生さんの一人に「参加しようと思った動機は?」と尋ねたところ
「友人が取り組んでいる姿を見て、私も動かなきゃと思った」
と言って、まっすぐとお姐を見た瞳の強さこそ、世の中を動かす原動力。
若い新芽が、未来という森を創るのですね!

【緊急出版!『メガソーラーが日本を救うの大嘘』】
「テレビ・新聞の最凶タブー!太陽光発電で環境破壊が進みつつある恐るべき事実」
メガソーラーが日本を救うの大嘘
杉山 大志 (編集), 川口 マーン惠美 (著), 掛谷 英紀 (著), 有馬 純 (著)

お姐も第一章「義務化強行の“暴挙”に出た小池都政が「太陽光パネルファースト」に固執する理由とは?」(71P)にて執筆しています!必読!

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