「愛知選挙区の参議院議員・薬師寺道代議員が、次の衆院選で、愛知第2区(千種区、守山区、名東区)へくら替えし、自民党から出馬する方向で最終調整に入っていることがわかった。」と、5月10日、各メディアが一斉に報道した。なぜ、薬師寺議員の衆院転身報道がこのタイミングなのか。
もちろん、7月22日とされる自身の参院選を間近に控え、仮に出馬を見送るのであれば、タイムリミットが迫っていることもあっただろうが、やはり党本部が衆参ダブルを念頭に、薬師寺参議院議員の衆議院議員選挙への転身を1日も早く決める必要があったのではないかと感じている。
昨日5月10日は、自民党本部、国土交通省、国会に用件があり、その折り工藤衆議院議員を訪ねた際、工藤議員は「衆議院解散はありますかね~??」とかなり否定的ではあったが、私たちは可能性がゼロではない限り衆議院議員選挙に向けた準備を進めるしかない。その場合、衆議院解散の理由は「世界的な経済が不透明感を増す中、消費税増税を凍結(延期)することに対する国民の信を問う」しかなく、各党、消費増税に積極的な政党も見当たらないことから、争点のない選挙となりそうだ。