大相撲千秋楽が行われた7月21日、山響部屋主催の千秋楽打ち上げパーティに出席し、後援会の方々とともに、山響親方・所属力士のみなさんの労をねぎらった。
山響部屋とのお付き合いは、その前身である北の湖部屋とのお付き合いから始まった。28年前、中学校時代の同級生から「ヨコイさんの保育園に力士を連れて行こうか。子どもたち喜ぶから。」とうれしいご案内をいただき、以降、ずっとお付き合いをさせていただいている。4年半前の北の湖親方の急逝以降は山響親方が部屋を継ぎ、その年から名古屋場所宿舎を私どもが経営する特別養護老人ホームはるかぜが引き継いだ。
以前は大相撲に全く興味がなかったものの、今では結構どっぷり。特別養護老人ホームはるかぜ職員の中にも有志による山響部屋後援会ができ、職員一同、こぞって応援を組んでいる。
さて、相撲は結果だけの世界。幕内である十両以上になると、その地位に応じて100万円をこえる月給や褒賞金(給金)が支払われる。一方、幕下以下には給料は支払われず、場所手当(1場所ごとに7万円~15万円)と成績に応じた奨励金、師匠からのお小遣いがもらえるのみ。また、十両以上は個室が与えられるが、幕下以下は大部屋で寝泊まりしなければならない。サインは十両以上から可となり、十両以上にならなければ基本的に結婚は認められない。
稽古や普段の筋トレなど、各力士は必死の努力は続けているものの、幕内に上がることができるのはほんの一握り。結果を出さなければゼロ、結果が出れば富と栄誉を得られる世界だからこそ、見ているものに感動と勇気を与えるのだが、内実を知れば知るほど気の毒な面も。ガンバレ山響部屋。