感染の傾向が変わらなければ愛知でも「緊急事態宣言」発出へ

愛知県にも緊急事態宣言が発出される可能性が高まっている。

大村知事は1月6日、愛知県において1日として過去最多となる364人の感染が確認されたことを踏まえ、「感染の傾向が変わらなければ、緊急事態宣言の対象に愛知県を加えてもらうよう国に要請することも視野に入れて、検討せざるをえない」として、緊急事態宣言が愛知県にも発出される可能性に言及した。そして、1月7日には連日過去最多となる431人の感染が確認された。

知事に緊急事態宣言発出の可能性の真意を確認すると、「愛知県内は、すでにコロナ病床の余裕がない。このまま新規陽性患者が増加すれば、中等症・重症者の病床受け入れが困難になる。今週末にかけさらに患者が増加するようであれば、週明けにも、緊急事態宣言の発出する考え」とのことだった。まさに知事が心配しているのは、いわゆる医療崩壊。助かる命が助からなくなる状態だけは絶対避けたいとの想いが伝わってきた。

名古屋市においても、1月7日の新規陽性患者は177人となり、連日過去最多を更新している。名古屋市民であっても市内では入院できず、50人ほどが市外の医療機関に入院している状態だ。先日も市民の方から、「コロナに感染し自宅で療養していた祖母の意識が突然なくなり、救急搬送されたものの病床が空いておらず、自宅に戻された。このままでは死んでしまう。」と悲痛な声をいただいたばかり。なお、いただいた電話から私も危ないと感じ、民間病院の理事長にお願いし入院させていただき一命をとりとめている。

さて、知事によると、緊急事態宣言を発出した場合、飲食店においては営業時間を午後8時まで(酒類の提供は午後7時まで)に時間短縮するとしている。なお、時間短縮に応じた飲食店に対する時短協力金は1日50,000円を想定し、小中学校や幼稚園・保育園の休校・休園は求めないとのことだった。

いずれにしても、首都圏で起こっている感染拡大は、数週間のうちに愛知・名古屋でも起きる可能性が高いと考えるべき。市民の皆様には、不要不急の外出はお控えいただくとともに、感染予防を踏まえた新しい生活様式を心がけていただきたいと思います。また、前回の緊急事態宣言時にも発生した「トイレットペーパーや紙おむつの買い占め」、「デマの拡散」などには惑わされないようお願いします。
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横井利明
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