児童相談所及び児童福祉施設等における一時保護中の保護者対応等について

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

今週もよろしくお願いします。

 

週初め、千葉県八千代市内の十字路交差点で横断歩道を渡っていた低学年の小学生が軽乗用車にはねられ、救急搬送されたという報道がありました。

信号機のない横断歩道について、かねてより、県議会で問題視しているところであり、ドライバー側、歩行者側、また自転車の方々にもルールの周知の再徹底が必要不可欠です。

 

 

事故が発生する前に未然に防ぐ対策を講じることがなによりも肝要です。

千葉県の横断歩道での歩行者横断時の自動車停止率は、令和6年は停止率が46.8%(JAFの調査結果)で、全国平均の53%を下回り、都道府県別ランキングでも30位に留まっています。

県警によると、千葉県の横断歩行者等妨害等違反の取締り件数は令和6年は3万4,708件と令和2年の1万2,431件と比較すると大幅に増加していますが、それだけまだまだ認知が低いという証左です。交通安全については、9月議会においても引き続き取り上げていきます。

 

9月議会の代表質問に向けて、すでに会派で勉強会を開始しています。9月議会では石川りょう議員が登壇する予定としており、石川議員ならではの経済的な政策等を中心に質問を構成しているところです。

私は子どもたちの福祉政策にポイントをあてて質問作成に取りかかっています。

 

質問にはしないのですが、大きく報道がなされている事案について、千葉県の対応を情報共有いたします。

 

5月31日に佐賀市の乳児院みどり園にて、女性職員が一時保護されていたこどもの母親に包丁で切り付けられて死亡するという大変痛ましい事件が発生しました。

この事件を受け、こども家庭庁は一時保護中の子どもと保護者が面会する際は、児童相談所職員の同席を徹底するよう全国の自治体に通知しました。さらにこども家庭庁は保護者が強引に子どもを引き取ろうとした場合は、施設を変更し居場所を開示しないことも検討するよう求めています。

 

千葉県では、従前より職員は必ず同席するようにしており、こどもの居場所も非開示としています。

 

全国児童養護施設協議会と全国乳児福祉協議会は三原じゅん子こども政策担当大臣宛ての緊急要望書を提出し、親子の面会交流については、こどもの育ちや親子関係再構築の観点から重要だとして、こども、保護者、職員がともに安心・安全に交流できる体制を検討して体制構築に向けた財源確保を図るよう求めています。

 

今後、千葉県においても児童相談所の新設や地域の区分が変更が進んでいることから、現時点での児童相談所の体制の振り返りや職員の専門性の向上等に取り組んでいく必要があります。