我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日は私が所属する総務防災常任委員会でした。
冒頭に「第26回女性消防操法大会(全国大会)」にて
、柏市女性消防隊が優勝 された報告がありました。この大会は、全国の女性消防団員が日頃の訓練で培った消防技術を競い合い、地域防災力の向上と士気の高揚を目的として開催されているもので、柏市の女性消防隊は全国44隊の頂点に立ちました。おめでとうございます‼
さて、常任委員会に付託された議案は慎重審議のうえ、すべて可決となりました。
私からは総務部に対してはオフィス改革と継続して取り上げている県庁のトイレの洋式化について質疑を行いました。
まずはオフィス改革について、今日はブログでお伝えしていきます。
そもそも「オフィス改革」とは何か?
目的:職員の多様で柔軟な働き方(テレワーク・ペーパーレス等、場所にとらわれない働き方)や、ウェルビーイング
及び生産性の向上を実現し、県民サービスの向上を図ること
具体的な改革内容:
★固定席を見直し、フリーアドレスを導入。ひな壇や袖机の廃止。
★ミーティングブースや多目的スペースなど打合せに利用できる場所の充実。
★オンライン会議出席や研修受講、集中作業等に利用できる高集中スペースの設置。
です。
現在は県庁本庁舎7階 総務課・人事課・財政課で実施されており、私もご案内いただき、実際に職場環境を見学し、さらに職員からヒアリングを行いました。
島を課で分けてはいるものの、座る席は毎日自由。
突然、課長が隣の席になることもあります。
固定席ではないので、まず荷物や紙を大胆に減らすことができます。職員はロッカーがあり、ロッカーに私物を入れています。
結果として、コピー機の使用は令和5年度は約170万枚であったのに対し、令和6年度は約127万枚と25.4%削減と大幅なペーパーレス化を実現しています。
【今後の取り組み方針】
近年、国家公務員・地方公務員ともに志望者が減少傾向にあり、特に若手職員の早期退職や民間企業との人材獲得競争激化が課題となっています。特に私も大学生などに話を聞くと職場環境がいかに大切かということがわかります。
実際に今回、私はオフィス改革後の職場ご案内いただいたが、他の所属とは異なる環境で、快適でペーパーレス化も実現されており、これまでの行政の価値観に捉われずに職員の皆さんが生き生きと仕事をされているのを目の当たりにしました。
これから、オフィス改革されている所属が人気になるでしょうし、異動によってオフィス改革された所属で働いていた職員がオフィス改革されていない所属に戻ってしまうこともあり、一部の所属だけの改革では職員のモチベーションも異なってきます。現在、本庁3課及び出先機関2か所でオフィス改革を行っておりますが、できるだけ早く多くの部署で取り組みを進めていく必要性から質問します。
水野質問:今後、オフィス改革はどのように進めていくのか。また、その部署の特性を踏まえた執務環境を整備していくべきだと思うが、どのように取り組んでいくのか。
答弁:令和9年度までに全ての知事部局各部及び行政委員会等で改革に着手し、本庁32所属以上、出先機関では建替え等に合わせて改革を実施することが目標。その後も実施状況を踏まえ、拡大を図っていく。
実施にあたっては、所属の業務を踏まえ、県民や事業者対応のスペースの設置や、作業スペースを広く確保するなど、それぞれの特性等に合わせたオフィス改革に取り組んでいく。
【選ばれる職場としての発信】
県としても人材確保をしていく上で、オフィス改革の取組についても、広く周知し、県庁を就職先に選んでもらう必要があると考える。
水野質問:職員採用において、オフィス改革の取組に関し、どのように発信しているのか。
答弁:これまで、職員採用案内パンフレットへの掲載や8月の「職員採用セミナー」の機会に、参加者にオフィス改革実施所属の見学をしてもらうなどの取組を行ってきた。
12月23日にも「職員しごとセミナー」が開催され、県庁で働くことに関心のある方に見学してもらうことを予定している。
引き続き、人材確保に向けて、県のオフィス改革の取組について発信していく。
水野要望:今は動画で情報を入手する時代でもあるので、オフィス改革実施所属の職員インタビューなども動画で発信していくことを要望する。
【障がいを抱える職員への配慮】
オフィス改革の一方で、多様性の観点も重要であり、オフィス改革によって県庁で働く障害のある方などへの影響が気になる。
水野質問:オフィス改革の中で、障がいのある方向けにはどのような配慮が行われているのか。
答弁:基本方針において、レイアウトや什器の選定に当たり、障害を有する職員に配慮することとしている。
今年度オフィス改革を実施した「チャレンジドオフィスちば」では、所属を通じて障害のある職員の意見を聞きながら、レイアウト等の検討を行った結果、フリーアドレス化により、車椅子での移動が楽になった、昇降式テーブルの導入により、作業がしやすくなったなどの意見があった。
実際に私も執務環境を見せていただき、障がいのある方でも働きやすいようにレイアウトされていたので、こういった部分もぜひ、外部に発信をして、多くの方に魅力のある職場として県庁を選んでいただけるように取り組みを進めていただきたいと思います。
ちなみに休憩スペースもあり、千葉市内を一望できます。
【総務防災常任委員会】オフィス改革による人材確保と障がいのある方への配慮
水野ゆうき




