我孫子市の小児医療体制の強化について

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

衆議院が解散し、いろいろと取材のご連絡もきて慌ただしくなってきておりますが、このことについてはまた改めて書きたいと思います。

 

本日は小児科医不足の解消についてお伝えしていきます。

 

これまで県内でも特に相対的に小児科医が少ない区域とされる東葛北部医療圏(松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市)選出の私をはじめ、我が会派「千葉新政策議員団」では毎議会のように小児科医不足の課題を取り上げ、毎年、熊谷知事に予算要望し、内容を拡充していただいております。

 

 
 

小児科医不足解消のため、我孫子市・千葉県でそれぞれ補助のメニューを準備しており、

我孫子市では「我孫子市小児科診療所等開業促進補助金」を活用して、このたび天王台地区に小児科診療所の「聖医院」が開業しました。

 

 

さらには我孫子聖仁会病院にも小児科が新設されました。

小児科の担当医師は小児アレルギーをご専門とされ、乳幼児期の湿疹やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーや喘息といった数多くの診療経験がおありとうかがっております。

 

我孫子聖仁会病院は我孫子市の「二次救急指定病院」であり、休日や夜間に緊急性のある患者(手術や入院が必要な中等度以上の重症度)を受け入れる役割を担っており、今回、小児科を新設してくださるにあたり、千葉県が一部補助をします。

 

今年度の当初予算を決める私の代表質問にて、熊谷知事が答弁する形で

「東葛北部医療圏など小児科医が相対的に少ない医療圏にある病院が、県外から小児科医を確保する際に 必要な人件費の一部を令和7年度から新たに支援する」

となりました。

 

 

 

小児科の新設や開業については、県内の医療機関から私のもとにご相談がいくつか来ており、様々な形での開業を目指し、市と県のメニューの違いなどを医療機関にご説明しているので、改めてこの機会に、県民の皆様に医療機関についてわかりやすく説明をさせていただきたいと思います。

 

まず、都道府県が医療政策を立案するために、1次、2次、3次の医療圏を設定しています。

 

【1次医療圏】は診療所などの外来を中心とした日常的な医療を提供する地域区分で、原則は市区町村が中心となります。

▶一次医療機関 (クリニックや診療所などのかかりつけ医) 風邪などの初期治療や慢性的な病気の治療など、入院や手術、 特殊な検査等を必要としないときに受診する機関。

 

【2次医療圏】は、複数の市町村で構成しており、救急医療を含む一般的な入院治療が完結するように設定した区域です。

▶二次医療機関(急性期病院) 入院や手術、特殊な検査など、より専門的な治療や検査が必要な患者が受診する機関。

 

【3次医療圏】は、重度のやけどの治療や臓器移植など特殊な医療や先進医療を提供する単位で、北海道を除いて各都府県がひとつの区域となっています。

 ▶三次医療機関(大学病院等) 「かかりつけ医」や「二次医療機関」では対応することが難しい高度な救命救急や特殊な治療が必要な重症の患者さんが受診する機関。

 

今回、天王台地区に開業された小児科診療所は1次医療機関となるため、市町村が担当し、我孫子市の補助を活用した我孫子市単費となります。

我孫子市の政策判断によって小児医療が進んだことに敬意を表します。

 

一方で、2次又は3次については県で支援をします。

 

基本的には

1次は市町村、2次と3次は都道府県というイメージです。

 

以下が千葉県における今年度の小児科医確保支援です。

 

 

本来であれば千葉県は2次、3次のみですが、基礎自治体が財政的に厳しい中で、小規模医療機関に対しても何らかの支援をしていただきたいと要望し、千葉県では上記2のメニューも用意してもらっています。

 

我孫子市においては地域に根差していた小児診療所が閉院するなどといった状況もあり、我孫子市と相談しながら県にも支援を求めていたところであり、我孫子市、千葉県のメニューを活用して小児医療体制が強化されるということは子育て世帯にとって、大変心強いと思います。

 

 

<東葛北部医療圏における小児科医不足>

11:06~ となります