【千葉新政策議員団代表質問】教員による性暴力等の不祥事根絶に向けて

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

千葉県議会は議会真っ只中です。

本日のブログではタイトルにある通り、我が会派「千葉新政策議員団」の代表質問で行った内容のうち「教員による性暴力等の不祥事根絶」についてお伝えします。

この課題についても私が担当しまして、千葉県教育委員会と会派メンバーで長時間にわたり協議をしました。

 

大変遺憾なことに、千葉県では、児童生徒へのわいせつやセクハラ行為など教職員の性暴力等事案が相次いでおり、懲戒処分件数の合計29件のうち実に13件が性暴力等によるものです。

この数字はすでに昨年度1年間の件数に並ぶ深刻な状況となっていることからも県教育委員会では有識者会議を開催しているところですが、数字のデータからも抜本的な解決にはいたっておりません。

 

千葉県教育委員会提供資料(令和7年12月)

 

(質問①)教職員による児童生徒への性暴力の根絶について、どのような対策を講じているのか。

今年度、懲戒処分が相次いでいるが、これまでの対策のどこに課題があると認識しているのか。

 

(県教委答弁①)

〇児童生徒性暴力等の根絶は喫緊の課題であり、県教育委員会では専門家による研修の強化やわいせつセクハラ相談窓口の設置により、未然防止・早期発見に努めるとともに、事案の発生が疑われた際には弁護士・公認心理師が調査を行う体制を整備。

〇各学校では具体的な事例に基づく研修を実施するとともに、第三者による校内の死角点検ハラスメント調査を行うなど学校全体で未然防止に取り組んでいるが、今年度、児童生徒性暴力等 を含むわいせつセクハラに係る懲戒処分件数は13件にのぼっていることから教職員相互の抑止力に着目するほか新たな視点も含めてこれまでの取組を再検討する ことが必要と認識している。

 

(質問②)今年度の状況を踏まえて、今後、教職員にどのような対策を講じるのか。


(県教委答弁②)

〇県教育委員会では児童生徒性暴力等に焦点をあて、弁護士や精神科医など専門的な知見を有する有識者による会議を昨年11月に立ち上げこれまで3回実施 。 

会議においては教職員の研修や児童生徒・保護者の啓発のあり方のほか、未然防止に向けた学校の体制や施設整備面の工夫等について各委員に専門的な視点から意見を出していただき議論を深めているところ。 

〇今後、年度内を目途に一定の見解を取りまとめていただくこととしており、 その内容を踏まえて、より実効性のある対策を検討し、児童生徒性暴力等の根絶に取り組んでいく。

 

(要望)

児童生徒性暴力等を根絶するためには法や基本指針に定められている様々な施策を国、地方公共団体、任命権者等、学校の設置者、学校、教育職員等の関係者が一丸となって実効的に講じていく必要があります。

本来、児童生徒を守り育てる立場にある教員が児童生徒等に対して性暴力等を行うということは断じてあってはなりませんが、現実問題としていくら対策を講じてもこれだけ毎年のように性暴力による処分が発生している以上、未然防止、早期発見という視点を強化していかなくてはなりません。

特に採用を行う都道府県教育委員会は、採用関係書類においても賞罰欄等を設けた上で、刑事罰のみでなく、懲戒処分歴や児童生徒性暴力等の懲戒処分の原因となった具体的な理由の明記を求めたりすることなどにより、任命又は雇用を希望する者の経歴等を十分に確認し、適切な判断を行うことが必要であるということが文部科学省から任命や雇用を行う各都道府県教育委員会及び認定市町村教育委員会へ通達が出されております。

性暴力等の防止に向けて、教員が知識を習得し、その対応の仕方などについても随時更新することが必要となります。

しかし教育委員会の研修の実施状況についてはばらつきがあることも指摘されています。

県教育委員会には、児童生徒等の権利利益の擁護という観点や、子どもを守るという視点からも、実際に学校運営を行っている市町村教育委員会に改めて性暴力に関する学びの場をつくるよう要望します。