こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
今回、予算委員会では私の所属する会派を代表して谷田川議員が登壇しています。
会派としての質問で、本日は私が取り組んでいる政策の大きな柱のひとつとして『湖沼における外来水生植物対策』事業について質問を行ってもらいましたので、その内容をこちらにてお知らせします。
これまでの私の湖沼に関する質疑は以下の通り。
2018年2月予算委員会の水野ゆうきの質疑
https://ameblo.jp/yuukimizuno/entry-12358346947.html
2018年6月定例県議会一般質問の水野ゆうきの質疑
https://ameblo.jp/yuukimizuno/entry-12387001368.html
2019年2月予算委員会の水野ゆうきの質疑
https://ameblo.jp/yuukimizuno/entry-12443490861.html
2019年9月定例県議会一般質問の水野ゆうきの質疑
https://ameblo.jp/yuukimizuno/entry-12532129363.html
まず、今回の予算案についてです。
『湖沼における外来水生植物対策事業』
予算額 101,330千円(R1 10,000千円)
(債務負担行為 62,000千円)
1 事業の目的・概要
ナガエツルノゲイトウやオオバナミズキンバイなどの外来水生植物が、印旛沼及び 手賀沼とその流域河川で急速に繁殖しており、水質・生態系などへの影響や、農業・ 漁業被害などが懸念されることから、令和元年度に実施した調査・検討結果をもとに 計画的な駆除等を進めます。
2 主な事業内容
(1)手賀沼における計画的駆除 令和元年度に実施した繁茂状況の調査や駆除方策の検討結果を踏まえ、優先度の 高い群落から計画的な駆除に着手します。
(2)印旛沼における水生植物繁茂状況調査 駆除の実施に向けた方策を検討するため水生植物の繁茂状況を調査します。
この事業内容に基づき、以下の質疑を千翔会として行いました。
質問)手賀沼では、外来水生植物の繁茂域が急速に拡大し、中でもオオバナミズキンバイがたった2年間で約10倍にも繁茂面積を拡大していた。このまま、手賀沼の外来水生植物が拡大していくと様々な問題が生じる。県は令和2年度の当初予算(案)に「湖沼における外来水生植物対策事業」として1億円を超える予算を計上し、手賀沼における外来水生植物の駆除等に着手する。具体的にどのように駆除を実施していくのか?
答弁)手賀沼は季節による水位の変動があることから、水草刈取り船を活用した大規模な駆除作業は水位が高い3月末から8月までの間に実施する必要があると考えている。このため、来年度は8月めでに試験駆除を行い、手賀沼に適した水草刈取り船の選定や効率的な駆除方法等の検討を行ったうえで、令和3年3月から本格的な駆除を実施する予定。
一方、水刈取り船が活用できない流入河川の河口部では、水位の低くなる時期に人力や小型の重機を用いた駆除を進めていく。
質問)約2万7千平方メートルと広範囲に繁茂する外来水生植物を駆除するとのことであり、駆除に伴い大量の植物を処分することになる。処分するまでの間、駆除した植物の根や茎から再繁茂することも懸念されるところだが、どのように処分するのか。
答弁)駆除した外来水生植物は、大量の水分を含み、重量があることから駆除箇所から近く、広さが一定程度ある場所に引き上げて、乾燥させ、市の焼却施設で処理することとしている。外来水生植物は陸上でも繁茂するという知見があることから、舗装した場所で乾燥させ、また、飛散防止のためシートで覆うなどの対策を講じる。
質問)地元では繁茂域が急速に拡大している外来水生植物に対し、大規模な駆除を行うことに大変関心が高い。
また県の駆除後の管理を適切に行うためにも、地元市や住民団体との協働が必要であり、この事業を手賀沼周辺の市民に対し、情報提供していくことが重要。市民への駆除等への情報提供はどのように行っていくのか。
答弁)事業の実施に当たっては、県ホームページへの掲載のほか、地元市の協力を得て、広報誌やリーフレット等による情報提供を行っていく。
要望)アフターケアも重要であるので、県は積極的なフォローとともに、市民団体等の意見を聞きながら、大規模駆除後の再繁茂を防止するための体制構築に向けて協議を進めてほしい。
※手賀沼に繁茂する特定外来水生植物(県民提供)