愛知県美容組合南支部講習会が開催された8月3日、南区内で美容を営む方々が南保健センターに集まり、「名古屋市在宅高齢者訪問理美容サービス事業」実施にあたっての説明会がおこなわれた。ヨコイも組合顧問としてご挨拶させていただいた。もちろん広い会場内は2mずつ離れて席につくソーシャルディスタンス。
さて、「名古屋市在宅高齢者訪問理美容サービス事業」は、寝たきりなどの理由で、自ら理美容に出向くことが困難な介護を必要とする高齢者が、訪問による理美容サービスを受けやすくなるよう支援し、もって福祉の向上をはかるもの。
すでに南区では有志の美容師により、在宅高齢者の方々に対して、訪問サービス事業をおこなっていたが、「名古屋市でも他都市と同様、護を必要とする高齢者が誰もがサービスを受けることができるよう事業の制度化を進めてほしい」と美容組合からヨコイに相談。市内に居住する美容室に出向くことが困難な在宅高齢者の方々の清潔で快適な在宅生活を送れるよう令和2年度から予算化されたもの。なお、同制度は理容店、美容院のいずれのお店も利用可能となっている。
■ 名古屋市在宅高齢者訪問理美容サービス事業
・対象者
介護保険の要介護認定3～5を受けており、外出により理美容サービスを利用することが困難な65歳以上の在宅高齢者。
・実施方法
利用希望者に対して利用券を交付し、愛知県理容生活衛生同業組合または愛知県美容業生活衛生同業組合の加盟店が提供する訪問による理美容サービスを受けた場合、訪問に係る費用を市が負担(出張代が無料)するもの。ただし、理美容に係る費用は自己負担とする。
・利用回数
1人当たり年間6回まで(令和2年度は3回まで)
・開始時期
令和2年10月
・予算(令和2年度)
1,633万1,000円
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横井利明