「ワクチンの集団接種の予約のため、コールセンターに100回以上電話したが、つながらんかった。どうなっとるんだ!!」街頭で演説をしているときに、こんな苦情をたくさんいただいた。
新型コロナワクチンの集団接種の予約を受け付けるコールセンターに電話が殺到したためつながらず、また、予約を受け付けるウエブサイトもダウンしてしまったことから、市民の皆様が区役所に殺到する事態となっている。
名古屋市は
19日(月)に後期高齢者32万人にクーポン券を郵送
22日(木)に前期高齢者27万人にクーポン券を郵送
約60万人の方々にほぼ一斉に発送したため、電話を125台しか用意していなかった名古屋市のワクチンコールセンターはつながりにくくなりパンク。スマホやネットもアクセスが殺到しシステムがパンク。やむなく区役所に電話しても電話がつながらない状態となっている。
そのため、各区役所に100~200人の方が殺到。区役所職員もどこが窓口なのかわからず、高齢者はたらいまわし状態に。ようやく受付窓口を見つけた方も、約4時間待ちの受付にうんざりといった状態だった。
結論から言えば他都市のように、年齢などより時期をずらして接種券を発送すればよかっただけのこと。市長選挙投票日前に「名古屋は高齢者向けワクチンクーポンの発送をおこなった」というアリバイを作りたかったわけではないと信じたいが...
さて、新型コロナへの対応をめぐり、名古屋市は昨年から後手後手が続いている。
去年春の定額給付金10万円の支給では、名古屋市は愛知県内で最も支給事務が遅れ、市民の皆様からひんしゅくをかったばかり。また小中学校がコロナの感染拡大で休校になっても学びを止めないよう国が進めた子どもたち1人1台のタブレットの配布も、全国の自治体がすでに配布を完了したにもかかわらず未だに名古屋市は対応ができてない。コロナ病床も確保が遅れ、第3波では、入院できない患者が急増し最適な治療ができない状態となっていた。今月末にも再び名古屋市の病床は満床となる見込みであり、対応の遅れは感染者の命にかかわる事態となっている。
コロナへの関心が低いとされる首長を抱えると、結局、市民の皆様や高齢者の皆様、子どもたちにそのしわ寄せがいく。まさに今、市長のリーダーシップやコロナ対策へのマネジメントが求められている。
名古屋市長には横井利明をよろしくお願いいたします。