名古屋市内における新型コロナウイルス感染症新規陽性患者数が急増している。河村市長は「積極的疫学調査を実施しており、名古屋市の新型コロナ対策は万全」としていたが、現状を見る限り、到底、万全とは、言い難い状況だ。むしろ積極的疫学調査しか対策を講じようとしなかった現市政の失政のつけが、ここへきて市民の肩に重くのしかかっている。
さて、積極的疫学調査とは、陽性患者の発症日から2週間前の行動歴(いつ、どこで、誰と、接触の状況)を調査し、感染源の探索、濃厚接触者の特定や検査を実施し、感染拡大防止を図る目的として行われる調査。しかし、感染経路不明者の急増は、すでに本市が市中感染状態にあり積極的疫学調査だけではもはや対応が困難な状況であることを示している。
横井利明は市中感染を前提に新型コロナウイルス感染症対策を横井利明マニフェストやマニフェスト第2弾「3本の矢」として市民の皆様に明示させていただいたが、名古屋市は未だ具体的な対応策を示し切れておらず、今後、感染はさらに拡大する可能性がある。迫る医療崩壊と合わせ極めて深刻な状況に陥ることを危惧している。私も精一杯、関係者と対応を協議するなど全力を傾注する。
■ 名古屋市における4月の新規陽性患者数(うち感染経路不明者数)
4月1日(木) 35人(19人)
4月2日(金) 52人(23人)
4月3日(土) 48人(22人)
4月4日(日) 55人(27人)
4月5日(月) 29人(6人)
4月6日(火) 36人(13人)
4月7日(水) 103人(32人)
4月8日(木) 57人(19人)
4月9日(金) 57人(25人)
4月10日(土) 84人(38人)
4月11日(日) 57人(20人)
4月12日(月) 48人(21人)
4月13日(火) 43人(28人)
4月14日(水) 85人(49人)
4月15日(木) 82人(28人)
4月16日(金) 88人(38人)
4月17日(土) 81人(35人)
4月18日(日) 82人(39人)
4月19日(月) 42人(10人)
4月20日(火) 69人(42人)
4月21日(水) 139人(57人)
4月22日(木) 119人(55人)
4月23日(金) 105人(51人)
4月24日(土) 131人(73人)
4月25日(日) 87人(42人)
4月26日(月) 76人(34人)
4月27日(火) 108人(65人)
4月28日(水) 139人(67人)
4月29日(木) 157人(84人)
4月30日(金) 155人(57人)