今日は恵庭市・江別市をまわり、夜は「戦争させない市民の風・北海道」主催の対話集会へ。どこでも今日は語りあうこと中心で、学ばされることも多くありました。こういう機会が市民と政党・候補、市民と市民の間で広がることこそ民主主義を強くする道。この集会が終わりではなく、次へのステップです。
恵庭市では侮辱罪厳罰化となる刑法改定案、江別市では主権者教育の重要性について質問や意見がありました。公権力への批判を封じ込める動きと、みずからの権利を学ぶ機会が奪われることは一体のもの。こういう問題で野党が敏感にならなければ、権力者の横行が通ってしまうのです。
介護施設で働く若い職員が給料も安く、久しぶりに食べた肉がおいしかったとの話を、涙をこらえて訴えた方がいました。介護は単なるお世話ではなく、高齢者の命と尊厳を支えている専門職なのに、あまりに給与や社会的地位が低いのは政治の問題です。こういう現実を訴えて変える力を広げていきたい。
市民の風の対話集会は、その名のとおりビッシリ対話づくし。何より憲法9条がかかった参院選だと、どの参加者からも真剣な意見や質問が出されました。平和を貫く日本共産党への期待もある一方で、防衛力強化の世論もあるなかで、どう声を広げるかも強い問題意識として出されました。
端的に言えば「自衛隊員の命を差し出すのか、自衛隊員の命を守るのか」だと、私から答えました。政治家は等しく国民の命を守る責任を負います。それは自衛隊員だって同じです。彼らを戦場へ送らないですむように、外交努力を尽くすというのが政治家の仕事のはずです。そして自衛隊員といっても生身の人間なのだと、多くの方に伝わってほしいのです。
野党は批判ばかりと言われても、大事なことにはしっかり批判をとの呼びかけもありました。まして今は、戦争か平和かが鋭く問われています。市民の不安をあおる言動にも、くらし支援より軍備拡張へ進むことにも、ましてや核兵器共有などにも、しっかり批判をしなければなりません。同時に、ASEANやコスタリカなどの平和に向けた努力に学び、日本でこそ実践していこうとの前向きな訴えもしていきたい。
明日は南空知地方へ。少し肌寒くなってきましたが、元気に訴えます。
【今日の句】語り合い 民主主義は 鍛えられ