やっぱり資本論から学ぼう

 小学生の子の学習発表会がありました。年を重ねてきたせいか、がんばっている様子を見るだけで、もう十分な私。見えないところで自分なりに努力したことには、きちんとほめてあげたいです。

 さて、今日は道労働者学習協会と党道委員会の共催による資本論学習会。定期的に開催して今回が3回目、今日の講師は宮﨑礼二・明海大学経済学部准教授でした。

 宮﨑先生は、資本論の逐条解説でなく、新自由主義のそもそも論から話を始められました。資本論の立場で、今の経済状況を読み解き学べるのが、この定例学習会の魅力でもあります。新自由主義の「新」とは New でなく Neo であって、19世紀資本主義時代の復活・回帰だという話は実にわかりやすい。

 今の日本の労働環境は、マルクスの時代と変わらない長時間労働や過労死・過労ウツが蔓延する状況。資本主義の矛盾が、日本では少子化であったり、大企業だけが潤う内部留保の膨張となってあらわれます。国民・労働者が人間らしく生きていく社会にするには、やっぱり労働時間の規制・制限が必要です。労働運動を発展させることの大切さを再確認です。

 「内部留保を膨らませて価値増殖さえしない日本資本家は愚かしい。設備投資できない状態を自分たちで作り、日本資本主義を新しいレベルに引き上げられなかった」と、だからこそ内部留保を活用して賃上げを通して経済循環をと指摘されました。資本主義を健全な道に戻すためにも、内部留保の活用が必要なんだと確信です。

 国家財政や日銀のあり方なども、質疑で深められました。やっぱり学びは力になります。

 【今日の句】こうやって きっと私も 育てられ
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畠山和也
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