この勢いで議席回復を

 田村智子参議院議員・党副委員長が来道しての街頭演説に、多くの方が足を運んでくださいました。YouTube視聴もあわせて、本当にありがとうございます。この勢いで北海道での議席回復に、明日からもがんばります。

 今日の演説はこちらで聞くことができます。背後にビルがあって音が反響するため私は声を抑え気味でしたが、田村さんは力いっぱいに演説されましたよ。

 私の演説テーマは「どうする北海道」。衆議院での初質問は酪農で、当時も年間200戸を超える離農・離脱があって「これでは食料自給も、地域の維持もできなくなる」と訴えたのでした。あれから8年、酪農をめぐる現状はさらに厳しくなっています。

 今年2月時点で、前年と比べて222戸の生乳出荷戸数が減っています。酪農と畑作の両方を営んでいる農家もいるので、すべてが完全な離農ではありませんが、それでも酪農家戸数の約4%ほど。札幌市の人口に当てはまると、4%は約78000人。数字で見れば、大規模な自然災害以上なのです。

 これまで国は牛の増頭、規模の拡大を誘導してきました。その結果、機械購入などで増えた借金を前にした酪農家に、今度は牛の殺処分を求めています。目の前で新たな命が生まれ、自分の力で立ち上がった子牛の殺処分を喜ぶ酪農家が、どこにいるでしょう。やりきれなさや借金の重さに展望を失い、酪農から離れていっているのです。

 北海道の基幹産業である農林漁業が疲弊していては、地域経済も元気にならないし、地域社会も維持できなくなってしまいます。人口減少のため医師も看護師も、介護や福祉の職場でも、学校の先生も消防士もバス・トラックの運転手も足りない、こんな北海道に誰がしたのか。自公政権の責任ではないのでしょうか。

 4つの転換を訴えました。①農林漁業で10年・20年と続けられる価格保障・所得補償と、明らかに行き過ぎている農産物の輸入見直し、②医療・介護・福祉などケア労働を重視、社会保障の拡充を、③鉄路やバスなど公共交通・公共輸送を国の責任で支える、④原発ゼロの決断と省エネ・再エネを進めて、エネルギーの自給自足を、です。

 どれも「財界・大企業いいなり」「米国いいなり」の政治では切り替えられません。そこを田村さんがズバリわかりやすく訴えていただき、さらに維新や国民民主が国会で果たした政権の補完ぶりも話してくださいました。北海道は新自由主義で苦しんでいるのに、その道を拡大する維新では何の改革にもなりません。

 終わった後に、わざわざ手紙を書いて激励くださった方や「絶対に国会に送り出したい」などの連絡をくださった方がいたり、お母さんといっしょに来た中学生が「広めたい話だった」との感想も。嬉しいですね。演説を終えた田村さんには人だかりができて、人気度がすごかったです。

 今度こそ北海道での議席回復へ。お力添えを、よろしくお願いします。

 【今日の句】国会で 訴えぬきたい 情も理も

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畠山和也
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