紙智子・岩渕友の両参議院議員が、14日まで道内諸団体への国政報告と懇談にまわります。私も同行し、あらためて課題を学んで今後に生かしたい。
今日の訪問先は、中小企業家同友会・中小企業団体中央会・道生活と健康を守る会の3団体。物価高騰・人員不足など中小企業が置かれている厳しさや、市民生活の困窮さも極まってきている話に身がつまされます。
札幌の中心街を見れば大型再開発ラッシュですが、それが全道的な景気を反映しているわけではありません。二極化しているとの話とともに、基幹産業の農林漁業の苦しさが中小企業団体にも反映してきていることも、お聞きしました。
「立場の弱い人に厳しい社会に、なってきていないでしょうか」「人口減少と人員不足にどうしたらいいのか、私たちこそ教えてほしい」など、率直なご意見に考え込みました。もはや自公政治の行きづまりは明確なだけに、それに代わる道を示せるか、日本共産党にも迫られています。
「相談に来た方は手持ち30円。急いで生活保護の申請に走りました」という話から始まったのは、生活と健康を守る会。コロナ禍は一応の貸付金制度などがあり、そこで何とかしのいできた方々が行きづまってきているといいます。
このような方が全国・全道にいて、千葉県からの相談もあったとのこと。「生活相談の体制づくりを、日本共産党のみなさんにもお願いしたい」との話もあり、重く受け止めました。実際は生保を受けて然るべきなのにスティグマなどもあり、ぎりぎりで暮らしている方は多くいるはずなのです。
雨も上がった夕方には、民青同盟のみんなと街頭宣伝とシール投票・対話へ。中心は学費・奨学金で「親の教育費負担が心配」などの話もあり、こうやって若い世代の夢や希望が奪われるのかと思うと、自公政治の「教育政策の貧困」の罪深さを痛感します。
私が話を聞けたのは高校生6人・専門学校生1人。聞くと全員が日本共産党を詳しく知らなく(他党も同じでした)、だからこそフラットに話し合えるというもの。わが家にも高校生の子がいるので、彼らの率直な話は心に響きます。同じ時代を生きているのですから、語りあえないはずはないんです。
そもそも教育を受けるのに金を払え、しかも借金して将来には返せというのがおかしい。誰にも学ぶ権利はあるのだし、学びは社会に還元されるのですから、国として保障するのが当然ではないのか。若い世代が政治に無関心なのでなく、政治が若い世代の現実に胸を痛めていないのが問題なのです。
明日も懇談など慌ただしい1日に。国会議員と連携しつつ、私自身が聞いた声を国政の場で反映させねば。
【今日の句】国民を 泣かす政治を 変えなくちゃ