町の元気に必要なのは

 今日は深川市・沼田町へ。深川市では2006年に市長が官製談合事件で逮捕された歴史もあり、自民党のパー券・裏金問題へ怒りが続々。当時の市長候補だった北名照美前市議と表敬訪問にもまわり、沼田町では篠原暁町議とともに住民のみなさんと語りあいました。

 今朝の「朝日」で「赤旗に 白旗あげる 自民党」という川柳が掲載されたという話題から始まり、「みんな生活が大変なのに、自民党は金もうけか」「金額が少なければ立件されないようなことはおかしい」と話が尽きません。中途半端な幕引きは許さない世論にしようと、私から呼びかけました。

 間もなく就任1年となる田中昌幸深川市長への表敬訪問では、農業や地域振興が話題に。米どころの深川市ですが、農業産出額では畜産の割合が増してきているといいます。「農業が元気になれば、町全体も元気になるのが深川市」ですから、高止まりしている飼料代への心配は尽きません。

 人口減少のもとでの資格取得や規制のあり方、地方交付税が占める割合が高い市財政など、北海道の自治体に共通する課題では率直なご意見もうかがいました。あたたかい激励もいただき、しっかり国政へ反映できるよう力を尽くします。

 きたそらち農協では、今夏の猛暑による米やソバへの影響、水田活用交付金の見直しなど当面の課題とともに、そもそも農業政策がどうあるべきかにまで話が及びました。「これだけの収入が確保できるという適正価格が示されないと、新規就農者も増えてこない」との一言は、私も同感。価格の安定なくして農業経営の安定なし、なのです。

 何もかもが値上げのなか、米価は生産費に見合った値上げができていません。効率的な生産をと農家は迫られ続けてきましたが、それも限界。再生産できるだけの価格保障・所得補償に、本来は国が責任を負うべきです。食と農を大切にする日本をと、確認しあえる懇談になりました。

 沼田町では「シャッターを下ろした店舗が、商店街で目立ってきました」と篠原町議。この1年で呉服店、クリーニング店、飲食店などが閉店したそうです。コロナ禍に物価高騰、人口減少による消費減少が重なってきた結果でしょうか。ちなみに留萌市から来る生協の戸配も、先週末からの豪雪の影響で延期の電話があったとか。

 留萌本線のバス転換も控えた沼田町なので、交通手段の確保も話題にのぼりました。あらためて国鉄の分割・民営化から始まる構造改革路線が、地域の土台を壊してきたことを痛感させられます。この自民党政治を大元から変えねば。

 【今日の句】全容の 明らかなしに 納得なし

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畠山和也
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