こうして海や水産業は守られて

 今日は紙智子参議院議員の調査に同行。道漁連や中央水産試験場(道総合研究機構)で、水産資源の現状や保護、中国の輸入禁止によるホタテの影響などを聞きました。水産試験場は余市町にあり、大物翔町議も同行しました。

 漁業法が改定され、大手企業の参入などが課題として問われてきた国の水産政策。北海道は漁業者による海面管理がしっかりしていて、だから資源管理も独自に進めてくることができました。

 TAC(漁獲割当量)がかぶせられ、その根拠となる調査が納得いくものならいいのですが、道内では不評・不満の声があります。北海道は道総研の水産試験場とも力を合わせてきた経過があり、勝手に割当量を決められても困るわけです。

 水産資源が減ってきたのは、外国船による過剰漁獲や海水温の上昇など、複合的な要素が考えられます。水産試験場でも、北海道の海洋環境の変化を具体的なデータで学ぶことができました。

 割当をするなら正確な評価が必要だし、一方で他国の漁獲に問題があれば漁業外交も必要なのに、それがないから漁業者の不満がたまるのも当然です。水産庁の責任も、私たちの果たす役割も重いものがあると痛感です。

 ホタテについても、早く流通しないと次のホタテを育てられる場所がありません。残った場合の補償がどうなるかも、国から明確な中身は伝わっていません。紙議員も、しっかり国政に反映していきたいと応じました。

 水産試験場に行って、研究機関の大事さを再確認しました。数量的調査だけでなく、取れる魚種が変わってきてるなかでの種苗や養殖の研究、栄養分析と加工技術の発展、用途の多様化など、北海道の水産業を下支えしている役割が、よくわかりました。

 果樹の状況なども聞きに、JAよいちを訪れました。有田均組合長が応対してくださり、「今年はブドウがいいようだ」とのこと。しかし、農協の売上が最も多いトマトは、高温の影響で1割以上が減る見通しのようです。

 ワイナリー農家など新たな移住者が増えているものの、「どこの農協とも同じで、後継者対策が課題」と有田組合長。親元就農への支援を強めてほしいとの話のほか、改定された畜安法の検証についても話題となりました。

 前後しますが、今朝はJR新札幌駅前での街頭宣伝にも紙さんと参加しました。厚別区の党員・後援会員さんが多く来てくださり、元気をいただきました。明日も紙さんと、農業の調査などにまわります。

 【今日の句】この海の恵みが 明日も続くよに

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畠山和也
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