共産党はブレーキにもアクセルにもなって

 今日は札幌市清田区・南区へ。「語るつどい」では、物価高騰や若い世代の働き方、性加害・ジャニーズ問題と話が尽きません。くらし・地域・人権が大事にされる、新しい日本と北海道を。街頭宣伝では多くの激励もいただき、本当にありがとうございました。

 そのなかで「共産党はブレーキ役として大事だけど、これからの社会をどうするかのアクセル役としても見えるようにしてほしい」との、要望がありました。特に北海道に引き寄せて、農業支援・基盤整備のあり方、物流や公共交通の担い手確保などの話をうかがいました。

 財界・大企業優遇や米国いいなりという、自民党政治の大元を告発して批判・反対することは大事なことと思います。とりわけ大軍拡に向かう岸田政権に、ダメなものはダメだと論陣を張れる力が今こそ必要です。

 あわせて、行きづまった日本社会をどうしたらいいのか、前向きで展望が見える政策や訴えに、いっそう努力したい。日本共産党がめざす社会像を、北海道にも引き寄せながら、わかりやすく訴えたい。今日は下川町や鹿追町などで調査したことも紹介しながら、持続的な町づくりについて私ながらに話しました。

 経済評論家の内橋克人さんが、FEC自給圏を提唱しています。食料(Food)・エネルギー(Energy)・ケア(Care)の頭文字を取ったもので、北海道の地域づくりに参考となる部分があります。食料やエネルギーの圏内自給ができれば、圏外からの購入=資金の流出ではなく、圏内での経済循環=中小企業の振興も期待できます。

 「小さくても輝く自治体づくり」は、北海道でも先進的な取り組みが広がりました。自治体間の交流も広がり、そこから党として学んだことも多くあります。こういう蓄積も整理して、政策にしていくことも急ぎたい。昨日の中小企業各団体との懇談からも、同じような問題意識を持ちました。

 医療・介護・福祉などの生きる土台や、これからの社会や技術を担う若者たちへの教育分野は、もっと国の支援を強めるべきだと思います。人づくりこそ未来の礎だからです。「医療大国」「教育立国」と呼ばれる国々が、世界で果たしている役割を見ると、日本も重視してしかるべきと思います。

 明日は札幌市白石区・厚別区へ。ダメなものはダメと言い、きちんと展望が見える訴えをと、今からもう少し考えます。

 【今日の句】まっすぐに進む ハンドル役もなる 
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畠山和也
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