この現実を何とかしたい

 今日は視覚障害がある方などと、基本的人権を保障する日本にしようと「語るつどい」。工賃や年金、札幌市の敬老パスなど話は尽きず、「一方で自民党は裏金だなんて、本当におかしい」との声も。新しい政治をつくりましょうと、私からも呼びかけました。

 弱肉強食と自己責任を押しつけ、くらしや福祉を追い詰めてきた自民党政治。とりわけ障害者施策は世界的に見ても遅れているし、来年度の報酬改定はプラスと言えど、全産業平均に約7万円も少ないなかで福祉職員は働いています。

 視覚障害の方にとって必要な音声読み上げ機や、身体障害の方が車を運転する際の改修などに補助はあるものの、この間の物価高騰分は反映されず、自己負担になっています。補聴器購入の補助も、札幌市など未実施の自治体が多くあります。

 雪解けが進む札幌市では、あちらこちらに大きな水たまりができています。「僕たちのような視覚障害者は、よく水たまりに足を突っ込むんですよ」との話に、ハッとさせられました。

 健常者が当たり前のように生活できていることも、障害があることで自己負担となる--あらためてリアルな実態を聞くなかで、痛感させられます。「物価高を耐えるのに、部屋で厚着をしている方が増えている」との現実を、何とかしたい。

 敬老パスの改悪にも、不満の声が広がっています。通院など命や健康にかかわり、文化的な生活を送るうえでも保障されるべき「移動の権利」。本来は、国や自治体が責任を果たすべきではないのか。

 参加された馴染みの方から、「じっくり話せる機会もあまりなかったから、今日は良かった」と声をかけてくださいました。もっと語り合える時間を取らなきゃならないですね。

 【今日の句】誰にでも やさしい町こそ 住みやすい

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畠山和也
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