出勤前に黙とうを捧げ、ヒロシマデー札幌行動と原爆死没者北海道追悼会へ。日本政府が変われば、世界も必ず変わる。核廃絶を前へ進める年にしたいと、心から思います。
核兵器保有などを主張する国会議員が、参政党を中心に増えました。現実的にはNPT再検討会議から脱退しなければならないし、開発や保持・管理に莫大な費用がかかるので安上がりでもない。
そもそも、唯一の戦争被爆国・日本の進むべき道は、核兵器廃絶のイニシアチブを発揮すること。あらためて核兵器の非人道性を学び、広げていきたいです。
追悼会後には、長崎で被爆した宮本須美子さん(北海道被爆者連絡センター代表)から実体験を聞くつどいもありました。表題の「今日の聞き手は明日の語り部」は、宮本さんの話のなかで出されたフレーズです。
名古屋在住のときに父を空襲で亡くした話だけでも胸が痛みましたが、引っ越した長崎に原爆が投下され、疎開の際に爆心地を通ったことも合わせ、被ばくしたと思われる宮本さん。遺体を荼毘(だび)に付した悪臭が、今も忘れられないといいます。
北海道では、被爆者連絡センターが把握してるだけで6人の被爆者が、この1年で亡くなられました。このような被爆体験を聞けるのも、時間が限られてきています。何より、早く核廃絶へと前へ進めたい。
札幌行動の宣伝では、若い方が足を止めてスピーチを聞いたり、署名にも応じる姿がありました。国会の力関係は変わっても、核兵器廃絶を願う国民世論には変わりなし。くりかえし私も訴えていきたい。
【今日の句】あの核が どれだけ未来を 奪ったか