国会での代表質問が始まり、今日は田村智子委員長が追及。「裏金」への反省はないのか、消費税減税こそ参院選の民意、賃上げと労働時間短縮を--大軍拡と米国いいなりを厳しく批判し、気候危機や排外主義・選択的夫婦別姓、道理なき比例定数削減など、短時間ながら圧巻の質問でした。こちらで、ぜひお聞きください。
トランプ大統領との会談では「幅広い分野で率直な議論」と言いながら日米地位協定には触れなかったとし、その後の核実験再開発言について何も言わず、気候危機対策に背を向ける米国の姿勢を諫めることもないとの答弁でした。内政・外交ともに、これまでの自民党政治と変わりない答弁であると再認識です。それどころか、いっそう軍事偏重が進みかねない。アジアの安全保障環境が変わったと何度も強調し、外交が相対的に軽視されているのは明らかです。
強弁は、もろさの裏返しでもあります。明日は参議院で、小池晃書記局長の質問です。16時ころの予定ですので、お聞きください。
昨日・今日と街頭宣伝や懇談、つどいなどにまわりました。生活と健康を守る会では生活保護はじめ社会保障の改悪について、被爆者のみなさんからは軍事費や核廃絶の課題で、率直なご意見も寄せられました。つどいで子連れで参加した女性から「子どもたちが安心してくらせる社会に」、その妹さんからは「飲食店を経営している友人が、消費税がどうなるかで心配している」など、切実な思いも話されました。漠然とした不安を、多くの方が抱えています。
高市政権の支持率は高いものの、この不安に応えられるのでしょうか。国民生活や社会保障・地域経済などよりも財界・大企業を優遇してきたことが、ここまで生活不安が広がった原因です。ここにこそメスを入れなければ。米国と一体に「たたかう自衛隊」として、さらに米国からの武器購入などを進めれば、アジアの緊張も強まるでしょう。地域の安定に努力する東南アジアの国々との関係を強め、米国にも中国にもモノ言える外交が必要です。
北海道で世論を広げるために、私も引き続きがんばります。
【今日の句】余裕なき 答弁姿勢に 見えたけど
強弁は、もろさの裏返し
畠山和也


