豪雪地帯へ総合的な支援を
こんなに積もるのも久しぶりというくらい雪が降った札幌。あちこちでうなりを上げる除雪車の音を聞いて、不思議にホッとしました。雪かきは大変だけど、除排雪を仕事にしている方もいるからです。
今日の「しんぶん赤旗」で、全国豪雪地帯町村議会議長会が各与野党との懇談会をおこなったことを報じています(こちら)。私も参加したことがありますが、各地の切実な実態を反映した要望書を受け取って、各党代表が意見を述べる会合です。今回は日本共産党から武田良介参議院議員が参加しました。
雪が少ないときに業者へ「待機料」を保障する仕組みが自治体にはあります。しかし、国道を管轄する国にはありません。除排雪の人員を確保していくことと合わせて、このような仕組みを構築する必要性を武田議員は強調しました。
豪雪地帯というのは、実に全国51%の面積を占めます。豪雪地帯対策特別措置法は第1条で「豪雪の防除その他産業等の基礎条件の改善に関する総合的な対策を樹立し」とあります。この「総合的な対策」こそ人口減少に悩む地方自治体にとって求められていることであって、国が力を入れるべきポイントだと思います。
世界を見ても、これだけの豪雪地帯に多くの国民が住む国はそうありません。北海道からの発信も強めなければですね。
【今日の句】この雪も 春には命 支え水