「桜」疑惑で新展開。立民・辻元議員がANAホテルに問い合わせ、これまでの安倍首相の答弁に真っ向から反する回答が寄せられたのです。ANAホテルは「桜を見る会」前夜祭の会場になっていました。
これまで首相は、ホテル側から夕食会の明細書は受け取っていないと答弁してきました。領収書についても、ホテルの担当者が金額等を手書きし、宛名は空欄だったと述べてきました。しかし、ANAホテル側の回答は「主催者に対して、見積書や明細書を発行いたします」「弊ホテルが発行する領収書において、宛名を空欄のまま発行することはございません」というものでした。
大事な点は、これらは政治家や政治家関連の団体でも対応を変えたことがないとしていることです。問われた安倍首相は、午後の質疑で「示された内容は一般論としての回答」だったとホテル側から回答を得たとする答弁。それなら辻元議員と同様に、書面で確認してはどうかとの質問に「私が責任をもって答えている」=つまり、私の答弁を信じてほしいということでした。
それが信じられないから、これほどまでに追及がされてきたのではないのか。領収書や明細書、参加者名簿などを出せば、真実は明らかになるのです。こんなにも逃げ回り、ホテル側が責任をもって示した回答まで否定していくとは、本当に許されない。こんなことを何度くりかえすのか。
日本共産党は高橋千鶴子衆議院議員が、新型コロナウイルス対策と公立・公的病院の再編・統合問題について質問しました。北海道でも54もの公立・公的病院が名指しされ、来年度予算では病床数削減への予算措置もされています。予算の使い方として逆ではないのでしょうか。
「地域に必要な病院については、地域医療構想において検討を」という加藤厚労相に、高橋議員は「それならリスト撤回を」と迫りました。北海道や宮城県の医師不足の現状も示して「医師不足や、病院がなくなれば過疎化を招く」と追及。偏在対策が基本でなく、医師不足を解消することこそ基本にしなければならないのです。高橋議員も「医師を増やしてほしい」と強調しました。
昨夜からの雪も積もった札幌で、今朝は定例の朝宣伝。こういう国会の中身も、わかりやすく伝えることは私の大事な役割です。ブログをお読みの方も、ぜひまわりの方へお知らせください。ごまかしが通用する日本にしてはなりません。
【今日の句】答弁を 信じられずに 今日もまた