今日は北海道旅行業協会へ。今の状況が6月まで続けば観光消費額は約3680億円の減少(道試算)で、この窮状を何とかしなければとの思いは同じです。一昨年の胆振東部地震における観光消費の減少額は約300億円でしたので、実に10倍以上!という衝撃度です。
佐藤達雄会長は「とにかく資金のやりくりが大変です」と第一声。影響を聞くアンケートにも「学校関係の合宿や大勢のイベントなどは軒並みキャンセル」「お客様からキャンセル料金が取れない」「旅行更新を迎える会社にとっては資産確保をするのが厳しい」などの声があふれています。
「旅行更新」とは、旅行業者が5年に1度の更新登録をおこなうことを指しています。急激な経営悪化のために、基準資産の要件が満たせない恐れがあるのです。こういう1つ1つに応えることが大事だし、緊急融資とともに、当面の経営維持へできることは急ぐ必要があります。
学校の修学旅行など、公的機関でおこなう旅行の延期や中止も痛手です。感染を防ぎ命を守ることは最優先ですが、終息時も含めて、こういう分野での需要創出も考えていく必要があります。それができない環境が続くなら、思い切って固定費など補償していくべきと思いました。融資を受けるにも見通しがないと返せなく、借りる決断ができないからです。
そして消費税は減税を。佐藤会長は「国の財政のこともあるし」と前置きされつつも、消費税について触れる場面もありました。これは日本共産党が思い切って主張していくべきところ。「観光業界が守られるように、私も力をあわせます」と述べました。
夜は党道委員会による「TALK LIVE」で、学校休校をテーマに柳憲一さん(北海道子どもセンター)と語り合いました。大人の不安もそうですが、子どもたちの生の声や思いを受け止めることが大事ではと話になりました。
学校の先生たちも前例のない3月を過ごし、子どもたちと学校で会える日を待っています。こういう状況をきっかけに、保護者と学校と地域との距離が縮まることになればとも思うのです。今日の様子はこちらで見ることができますので、ぜひ一度ご覧ください。
【今日の句】もやもやを 飛ばせる旅が できるよに