その答弁に光が見えるか

 本格化してきた国会論戦、今日は衆議院本会議で日本共産党・志位委員長が代表質問をおこないました。菅首相は学術会議の人事介入については同じ答弁をくりかえし、コロナ対策も従来の枠を超えないで、初めから期待はしていませんでしたが、コロナ禍で苦しむ国民にとって光が見える答弁にはほど遠いと感じました。

 明日の「しんぶん赤旗」に、志位委員長の質問全文が載ると思いますので、ぜひご覧ください。学術会議人事介入については、●これまでの政府答弁を覆した、●総理が持ち出す憲法15条に照らしても反している、●総理が選考基準を決めたのなら学術会議の独立性は壊される、●そもそも学問の自由を侵害している、などの点から追及し、菅首相は「(法解釈は)内閣法制局でも確認されている」「任命理由は人事にかかわるため答えられない」との答弁に終始しました。正面から質問に答えたとは、とうてい言えない答弁です。

 コロナ対策でも志位委員長は、●積極的なPCR検査と体制強化・全額国庫負担、●医療機関への財政的補償、●支給金申請のすみやかな決定を、●雇調金コロナ特例の延長や第2弾の持続化給付金、文化芸術復興基金の創設、●消費税の5%減税と納税免除、富裕層への適正課税--を求めました。政府・与党は、年明けの通常国会に第3次補正予算を検討・提出するようですが、「年を越せない」と不安を抱える国民からすれば、次々と対策を打つべきなのです。

 北海道では今日、1日あたりでは過去2番目に多い感染者数となりました。病院のひっ迫状況も心配されます。これまでも緊張感をもって命を守る砦でがんばってきた、医療や介護・福祉・保育従事者にさらなる負荷がかかるし、商売や雇用、学生生活などへの影響も必ず出てきます。現場の実態を、くりかえし国政へ反映していきたい。

 【今日の句】その答弁 やっつけ仕事に 見えてくる

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畠山和也
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