東川町へ移住して直接・間接に町づくりにかかわっている方々との懇談と、旭川市では総選挙勝利に向けての総決起集会に参加。東川町では鶴間松彦町議が案内くださり、旭川市では真下紀子道議・党市議団(能登谷繁・小松晃・石川厚子・真嶋隆英)もいっしょに参加。各地に議員がいることは本当に心強いです。
町役場に「東川スタイル課」という部局があるように、町の歴史や文化などを大事にしつつ新しい考えも取り入れながら町づくりを進める東川町。町民の生き方をインタビューで掘り起こしてまとめた、町民向けの「東川スタイルマガジン」という冊子まで発行しているのには驚きました。「以前の冊子の失敗を活かしました。きれいにまとめることより、しっかり町民から聞き取ることを重視しました」と町職員さんの言葉から、力の入りようも伝わりました。
地域おこし協力隊員として活動し、そのまま起業・移住した方も少なくありません。お聞きした方々は共通して「行政の親切さ・やる気」に触れていました。商工会や金融機関もいっしょに、同じ目線で話し考えてくれるというのです。そうやって根づいた方々が自分の分野で開拓し、それが連鎖して「友が友を呼ぶ」式になっていると思いました。お一人から「役所というと前例がないことには踏み込みませんが、この町は前例がないことにこそ関心を向ける」と聞いた言葉に、町づくりへの思いが象徴されています。
東川町は旭川家具の生産地でもあり、「個人の工房も町内に10ほどあるのでは」とアートクラフト・バウ工房の大門嚴さん(写真)。木でつくられた座布団(!)などアイデアや遊び心も、確かな技術があるからこそ。東川町で始まった「君の椅子」第1回目の製作者は大門さんで、「これまでは家具も本州の人に買ってもらい、あまり町民には知られていませんでした。町が『君の椅子』を始めてから町民との結びつきも強くなり、今でも椅子の修理に来られる方がいます」との話も、行政と地域に根ざした業者の連携という点で参考になりました。
旭川市に移動し、総選挙勝利に向けての総決起集会。間隔を取り定期的に換気もするスタイルが、だんだん当たり前になってきました。私からは情勢報告も兼ねてあいさつし、石田地区委員長の行動提起の後に、市内の活動の報告・交流がされました。亡くなられた児玉健次さんに、若いころ学習会で励まされたという方はルイ・アラゴンの「教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと」を引用されました。これは児玉さん自身の好きな言葉でもあるのです。思わず背筋が伸びました。あらためて議席奪還へとがんばりたい。
【今日の句】つながりの強さが 町を照らしてる