問答無用の政治を変えよう

 「宣言下でも五輪開催」(IO̪C・コーツ調整委員長)、「種の保存に背く」(自民・簗衆院議員)-ー1人ひとりの命や尊厳を何だと思っているのか。いいかげんにしてほしいと腹立たしく感じている方も多いのではないでしょうか。

 これだけの感染状況で五輪が開かれても、素直に応援できる気になれるでしょうか。どの国の選手にとっても公平な環境での競技となるのでしょうか。菅首相が「五輪の開催をはずみに総選挙」と政治利用に考えているのなら論外です。これまでも「コロナ対応を最優先」と言っておきながら、実際は後手後手の状況だと誰が見ても明らかだったではないのか。

 国会では土地利用規制法案が実質審議入りし、赤嶺衆院議員が質問に。北海道千歳市で基地周辺における外国資本の土地購入も立法根拠とされていますが、その不安なるものの正体も具体的なものでなく、隣町である苫小牧市での土地購入はIR構想にかかわってです。

 そのうえ法案では「どこで誰をどのように調査・規制するのかという核心部分をすべて政府に白紙委任している」(5/11衆院本会議、赤嶺議員質問)ことが重大で、政府の裁量で、住民の職歴や思想信条、家族・交友関係にまで調査が広がるおそれがあります。基地周辺での抗議行動も規制の対象になりかねません。法案には、それを防ぐ担保がないためです。

 国民を抑えつける政治に未来なし。その結果を総選挙で出しましょう。

 【今日の句】あらためて問いたい 五輪は誰のため
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畠山和也
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