もっと変化を、さらに語り合って

 党創立記念日は街頭宣伝やオンライン「つどい」などに取り組み、嬉しいことに学生の入党決意も。若い世代の瑞々しい思いを聞き、歴史を前へ進める仲間が増えることは大きな励みになりました。いっしょにがんばりましょう。

 99年前の創立大会は、わずか8人からのスタートだった日本共産党。侵略戦争反対や絶対主義的天皇制廃止の旗を掲げるなか、多くの先輩党員が特高警察に捕まり、拷問・虐殺の目に遭いました。北海道では「日本資本主義発達史」刊行へ尽力した野呂榮太郎、「蟹工船」など日本社会の矛盾を鋭く告発した小林多喜二、他にも多くの若い世代の党員が命を奪われました。

 その後も「50年問題」による分裂、綱領確定以降も中国や旧ソ連の共産党からの攻撃、日本国内でも「共産党はずし」の政治状況が続き、天安門事件や東欧・ソ連の崩壊では「共産党は時代遅れ」「歴史的使命は終わった」などとされました。しかし創立から99年が経った今年、日本共産党は次の総選挙で政権交代をと訴える地点にまで来ています。多くのたたかいの積み重ねがあったからこそで、必ず社会は変わるのです。

 いま「しんぶん赤旗」では「コロナ禍と資本主義」という大型連載が始まっています。日本での大手衣料品店が仕入れる安い服飾類は、他国労働者の長時間労働・不払い労働のもとに作られているという告発です。ある女性は朝7:30から勤務10時間、残業も2時間あるのは当たり前で、トイレ休憩10分も「なぜ5分で戻ってこない」と殴られるなど、搾取や人権抑圧の実態がリアルに書かれていました。

 もうけのためなら搾り取る、もうけのためなら何をしてもいいとする強欲資本主義は、99年前も21世紀の今の世界・日本でも続いています。一方で米国でさえ、社会主義を求める若い世代が増えているとの世論調査も。コロナ禍を経験して模索と変化の時代に生きている今、これまで以上に力をあわせて政治と社会を変えていきたい。伊藤りち子・道3区予定候補(比例重複)との街頭宣伝でも手を振る方が多く見られて、嬉しく思いました。

 道労連の「最低賃金アクション」にも顔を出して、連帯あいさつ。先日の厚労省審議会小委員会で、過去最大の時給28円引き上げの目安が示されました。これから都道府県ごとの審議となりますが、北海道でも早く時給1000円を突破できるように力をあわせたい。

 中小企業が多い北海道なので行政の支援がなければ実現できないし、時給で働くパート・アルバイトの時短にもつながりかねません。最低賃金が低いことで、正社員であってもその水準にとどまる働き方を聞きます。コロナ禍で厳しい経営状態となった業種への支援とともに、税や保険料の減免をはじめとした対策が必要です。

 入党を決意した学生からは「1人のひとりの命が大切にされる社会をつくってほしい」、オンライン「つどい」でも「都議選の結果に励まされた。次は総選挙で必ず議席奪還を」などの声もかけていただき、決意も新たにした創立記念日。明日から北空知地方へ足を運びます。

 【今日の句】この道を 示した先輩 ありがとう

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畠山和也
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