紙智子参議院議員・伊藤りち子道3区予定候補(比例重複)・さとう綾札幌市議と、終戦記念日にあたっての街頭演説。哀悼の意を表しながら、侵略戦争の反省をもとに今ある日本国憲法を活かした政治をとの決意を新たにしました。
「戦争に向かっていた時代と雰囲気が似てる」。置戸町長さんが100歳となった町民のお宅へ記念品を届けた際に、2人の方から同じ話をされたとのことを、私から紹介しました。コロナ感染が拡大するなか、政府の無為無策に「言っても仕方ない」「どうしようもない」との思いの広がりを指したのかはわかりません。社会全体の閉塞感かもしれません。
しかし、当時と違うのは国民が声をあげて社会を動かし、国会では日本共産党が存在していること。核兵器禁止条約の発効など、世界も変わってきています。その歴史の歯車を前へ進めるチャンスが今度の総選挙。私自身も比例議席の回復をと力を込めました。
演説では戦前の活動家・西田信治も紹介しました。新十津川村(現・新十津川町)に生まれて大学時代に日本共産党を知り、その後の党活動では九州地方の党再建に尽力した西田。しかし、特高警察による拷問・虐殺により30歳の若さで命を奪われます。その死とともに生涯も、しばらくの間はわからないままでした。
その後に西田を知る人たちにより、その歩みが明るみになったのです。そう思うと、西田以外にも名が埋もれた多くの党の先輩たちがいるかもしれません。わが党に限らず、歴史や社会を前に進めようと多くの無名の方々がいたはずです。その積み重ねに日本国憲法ができ、今の私たちの社会があります。あらためて歴史の重みを実感します。
一人ひとりの一歩は小さくても、多くの人が力をあわせれば社会は変わる。多くの党員・後援会員さんが駆けつけてくださり、こうやって閉塞感を打ち破ることができると確信です。私自身も、この一翼を担ってがんばりたい。
【今日の句】反省を 総理は今日も 口にせず