安心して働ける日本に

 鉄の町・室蘭市の朝はいつも早く、工場門前でのあいさつから。窓を開けて手を降る方の姿もあり、励まされます。その後は登別市・白老町・苫小牧市・千歳市で訴えました。

 室蘭市は鉄鋼関係、白老町と苫小牧市は製紙工場、苫小牧市や千歳市は自動車関連はじめ製造業の大企業が立地している地域。思い出すのはリーマンショック時に、苫小牧市での工場門前で派遣切り許すなとの宣伝をおこなったことです。

 工場に入る労働者は自動車出勤で、多くは右折して道路を横断していきます。そこで必ず一定時間停まるし、停車の列もできます。その1台1台の窓をノックし、運転手さんにチラシを渡すのです。何としても労働者を守る情報を届ける、連帯をつくりあげる労働運動の不屈さに学ばされました。

 労働者1人1人は、とりわけ大企業では企業側とは対等の関係にはなれません。だから憲法でも働く仲間の団結権や、労働組合をつくる権利が保障されています。労働組合を敵視するような企業があればそれ自体が誤りですが、実際は労使協調路線であったり、いろんな分断や懐柔策があったりします。労働運動にも、さまざまな歴史がありました。

 そのような経過がありながら、市民と野党の共闘が前進していることは本当に歴史的。総選挙の結果はどうなろうとも、しっかり前進していけるはずです。その前進に、私も誠実に取り組んでいきたい。今日はとりわけ連帯の気持ちを込めながら、内部留保も活用して賃上げ・正社員化、下請け企業との公正取引など、大企業の役割を果たすべきとマイクを握りました。それらが消費の拡大にもつながっていくはずです。

 午前中は晴れていたのに、昼から再び冷たい雨に見舞われました。それでも多くの方が駆けつけていただき、本当にありがたい。訴えにも力が入ります。いろんな世論調査は出ているけど、まだまだ比例議席を勝ち取れるまで届いていません。「比例は日本共産党」と、しっかり明日も訴えていきたい。

 【今日の句】今でこそ 内部留保の 活用を

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畠山和也
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