第1077号 高速道路の闇システム

 今年のゴールデンウイークはコロナによる制限も緩和され、行楽地は4年ぶりの賑わいとなりそうです。久しぶりの旅行に、高速道路を利用される方も多いことでしょうが、実は、このタイミングでとんでもない法案が成立しようとしています。

 なんと、今後約100年後の2115年まで高速道路の有料期間を延長できるようにするというのです。

◆2115年まで!
 高速道路は今まで、借金を返し終わるまで有料、終わったら無料という原則、償還(しょうかん)主義の下に料金を徴収してきました。

 しかし、政府は今回、2065年だった返済期限を最大50年間も延長することにしたのです。

 国交省はその理由を、最近の点検によって、今まで見つからなかった大規模修繕が必要な箇所が次々発覚し、費用がかかるためとしていますが、当然ながら高速道路が作られた時から、いずれ老朽化して大規模な修繕が必要になることは分かっていたことなので、これは言い訳にすぎません。

 耐久年数はおおむね50年であるというのはいわば「常識」で、国の審議会等でも、長期的な高速道路の維持管理のあり方について検討するよう何回も指摘されてきた経緯があります。政府も当然、大規模修繕の費用を見越した計画を立ててしかるべきでした。

 また、高速料金は法律上、維持管理費用などを考慮した上で決定しなければなりません。

 今までその費用を考慮せずに料金を定めてきたことは法律違反であり、もうすぐ無料化すると言い続けたあげく今になって「やっぱり修理のお金が必要だからあと100年近くは有料でお願い!」と言いだすのは、国家的詐欺そのものです。

◆破綻した「教義」
 今後、経年劣化とともに、さらなる大規模修繕箇所は次々現れ、追加の費用が必要になってきます。つまり修理費用は半永久的に発生するのです。

 もはや、一定期間経過後に高速道路を無料化するという「償還主義」は完全に破綻したと言っても過言ではありません。ほとんど国交省道路局における宗教的教義とでも言うような破綻したモデルにいつまでもしがみつくのではなく、思い切った改革が必要です。

 高速道路は国と高速道路機構、高速道路管理会社という3者が、責任配分をあいまいにしたまま運営していますが、実はこの体制こそが曲者です。

 特に今回のように突如国民に追加の負担が生じた場合には、結局三すくみ状態となってしまい、誰も責任を取ろうとしなくなる非常に無責任な体制なのです。

◆高速料金、下げられます!
 これを変えるためには、高速道路機構を廃止して、運営を高速道路会社に一本化し、誰が明確に責任を取るかを明確にした上で、民営事業であることを徹底することが必要です。

 道路会社の債務は国と地方自治体が持っている債務なので、道路会社の完全民営化の後は株式に転換して、株で政府と自治体が保有するようにすれば債務は消えます。

 今の高速道路料金の8割を占める債務の返済がなくなれば、大幅に通行料金を下げることができます。さらには交通量の少ない路線を無料にするなど、柔軟な料金体系にすることも可能です。

 100年後には無料化、などというその場しのぎのまやかしではなく、将来的な高速道路のあり方に向き合った改革こそ必要なのです。

 

スタッフ日記「GW」

 長期休暇は何歳になってもうれしいものです。

 ゴールデンウィークの決まった期間は合わせて4日間ありますが、祝日というあってそれぞれに謂れがあります。

 昭和の日(4月29日)は昭和天皇の誕生日で、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」、昭和の時代を忘れないよう、今このときを生きていることへ感謝のメッセージが込められ、憲法記念日(5月3日)は「日本国憲法の施行日ということだそうです。

 5月4日は、昔は祝日ではなかったのに、昭和60年の、祝日と祝日の合間は祝日とする、という、どう見ても5月4日の事を考えたとしか思えない祝日法の改正で、「国民の休日」とフワッとした名前の祝日となり、それがいつの間にやら「みどりの日」となって「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」という立派な理由までつけられました。

 こどもの日(5月5日)は「こどもたちの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、お母さんにも感謝する日」。この日は子供の成長を祝うのと同時に、お母さんお父さんへ感謝する大切な日でもあり、「端午(たんご)の節句」ともいわれています。

 少し前までは、端午(たんご)の節句がメインで男の日といわれてきましたが昭和23年から国民の祝日となり、「こどもの日」と呼ばれるようになったようです。

 今年のゴールデンウィークには何をしようか?何処へ行こうか?子供のようにウキウキしてるブースカです。(ブースカ)

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