11日、立憲民主党両院議員総会が開かれ、私は野田佳彦代表から党代表代行に指名され、総会で承認されました。
◆参院選は「敗北」
今回の党人事は、参院選での事実上の「敗北」を受けてのものです。昨年の衆院選では約50議席伸ばして躍進した立憲民主党ですが、参院選では与党惨敗にもかかわらず議席は現状維持に留まり、比例票も僅差ながら野党で3位に終わりました。
党として確固たる改革の方向性が見えなかった、SNSを含めた発信が不足していたなど、様々な敗因が考えられますが、多くの有権者から旧来型の政党と見られていることは事実であり、このままでは党の存続さえ危ぶまれるという危機感があります。
しかし、だからと言って自民党のように、このままでは選挙で勝てないなどという身勝手な理由で党首を引きずりおろそうとして権力争いを始め、政治空白を長引かせるようなことは許されません。代表を選んだからには、任期中は全力で支えるべきだと考えてきました。◆代表代行の業務とは
私は昨年来、野田代表の下でNC(ネクスト・キャビネット)の経済財政担当大臣を拝命し、食
料品消費税ゼロや給付付き税額控除の党公約化に取り組んできました。また、代表とともに皇位継承問題にも取り組みつつ、4つの委員会を掛け持ちし、数多くの国会質疑もこなしてきました。こうした国会活動を評価して頂いた上での、代表代行へのご指名だったと考えています。
代表代行とは、その名の通り、代表に代わって党の実務を取り仕切る役割を担います。代表から期待されている具体的な役割は、各党との具体的な政策協議と調整業務です。
今、自民党総裁選が行われようとしていますが、衆参両院で与野党勢力が逆転した中、自民党総裁が自動的に総理になり、全ての政策が自民・公明の中だけの論理で決まる時代は終わりました。
これからは、一つ一つの政策が、与野党間の熟議と調整により実行されていくことになります。例えば選挙を通じて圧倒的な国民の支持を受けたガソリン減税であったり、消費税減税、給付付き税額控除といった具体的な政策も、粘り強い折衝を行って合意にこぎつけなければ実現できません。それを担う人材こそが新しい執行部には必要です。野田代表や安住淳新幹事長の意を受けて、実務的交渉に勤しむのが、私の新執行部における大きな役割であると自覚し
ています。◆党の難局に立ち向かう
奈良県における参院選惨敗にて選挙の責任を取って県連代表は辞任いたしましたが、党の存続の危機におけるあらゆる政党間協議実務を担う代表代行への指名はこれは「やりきらなければならない!」とお受けしました。今後、国会運営には更なる難局が待ち受けています。新興野党が次々結党し、一つのテーマに絞った極端な主張が有権者の支持を集める中で、穏健な中道路線を主張しても埋没してしまうだけではないかとも感じます。
しかし、アメリカを見ても、政府の極端な政策は国民の間の分断と排除を深刻化させ、かえって国力を衰退させてしまいます。あくまで中道、現実主義の政策を実現させていく事しか国を良くする方法はないと考えています。
10月4日の自民党新総裁誕生後、政局は一気に流動化し、場合によっては昨年に引き続き衆院解散総選挙となることも想定されます。しかし、選挙を意識するばかりの浮足立った動きに陥らず、真摯に今まで訴えてきた政策の実現に全力で取り組み、難局に立ち向かっていくのが代表代行としての務めであると考えています。
スタッフ日記「大人のひな祭り」
五節句、1月7日人日(じんじつ)の節句は七草粥・3月3日上巳(じょうし)の節句はひな祭りでちらし寿司・5月5日端午(たんご)の節句はこどもの日・7月7日七夕(たなばた)の節句・そして9月9日重陽(ちょうよう)の節句、菊の節句です。
祖母がいる頃毎年9月になると「9日は大人のひな祭りやね。今日は菊料理を作るからみんなで食べよな、大人には菊酒もつくるわ」と、物心がついた時からその日は当たり前のように菊料理を食べていました。
中学生の頃私の家で友人と一緒に宿題をしていて時間も遅くなり我が家で夕食を共に食べることになりました。その日はまさに重陽の節句日でした。
夕食のメニューは鳥のから揚げ以外は、菊のお浸し、菊の天ぷら、菊の吸い物とほとんどが菊料理でした。
僕には毎年の行事だったの
で気にもせず食べていたのですが隣で食事をする友人の箸の動きが遅くて食欲がないのかと思い大丈夫かと声をかけると友人から小さな声で「いつも菊の花を食べるの?」と聞かれたので「今日は節句やから皆の家でも食べているやろ」と答えると友人は目は点にして、「初めて聞いた!」と驚いたことを思い出しました。
祖母から「ばぁちゃんが子供の頃に曾祖母から受け継いでいる大人のひな祭りの料理やけど知らんのか?」と問われると友人は「はい、全く聞いたことがないです、きっと奈良では行われていないのかなぁ」と答えていました。
僕はその時、深く追及する様な話ではないと聞き流して少し苦くて美味しい菊料理を食べていました。
今になって思い出したら気になりだしたので、今夜にでもググってみます(笑) (ブースカ)The post 第1192号 代表代行に就任 first appeared on 馬淵澄夫(まぶちすみお)奈良県第1区選出 衆議院議員.
第1192号 代表代行に就任

11日、立憲民主党両院議員総会が開かれ、私は野田佳彦代表から党代表代行に指名され、総会で承認されました。 ◆参院選は「敗北」 今回の党人事は、参院選での事実上の「敗北」を受けてのものです。昨年の衆院選では約50議席伸ばし
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