新年あけましておめでとうございます。
◆巳年の変動
昨年の干支である巳年は、「変動の年」と言われてきました。1989年のバブル経済崩壊の始まり、2001年の米国同時多発テロ、2013年のアベノミクス開始、など世界経済と日本はその度に激動しました。また、近代以降の日本は、40年サイクルで拡大と縮小を繰り返してもきました。1945年の敗戦より80年を迎え、ここに新たな拡大の時を迎えようとしているとも言えます。
そして、昨年の大変動はトランプのMAGA政策により始まりました。大統領経済諮問委員会(CEA)委員長に指名されたスティーブン・ミラン氏は前年の11月に、トランプ政権が描く経済政策を、かつてのプラザ合意のように、トランプ氏が所有する別荘マールアラーゴで世界的合意を目指すだろう、と発言しました。大型減税と他国への一律関税強化、西側同盟国への安全保障対価負担要求など世界経済に大きなインパクトを与える内容でしたが、今年に入り、それが現実のものとなりました。
トランプ関税は大きな足枷となり、結果、我が国においては7月~9月の第二四半期GDPはマイ
ナス0.6%(年率マイナス2.3%)へと下落しました。統合から分断への潮流も高まり、米国によるロシア・ウクライナの仲裁もウクライナ側に極めて厳しい条件が突きつけられ、またイスラエルとガザ地区での紛争も停戦完了が見通せない状況です。
このような国際社会の変動の中で、日本では石破政権から高市政権へと変わり26年間続いた自公連立が瓦解しました。そして少数与党は維新と連立合意し「強い経済」を目指して「責任ある積極財政」を掲げるに到りました。未だ政権運営は安定しない状況とも言えますが、高い政権支持率を誇っています。一方、日銀もマーケットの信任を得る為の判断として19日に0.75%への利上げを行いました。しかし、市場は、財政に対する日本政府の姿勢について確たる信任を与えるかどうか、暗中模索の状態だと言えるのではないでしょうか。◆あるべき姿を求めて
また、日本政府は未だ「デフレ脱却宣言」を出しておらず、日銀も利上げは進めるものの「2%の物価安定目標が達成できた」とは発表していません。短期的には大胆な物価高対策と企業による賃上げ増進の後押し、加えて企業の積極的な設備投資による供給
力強化があってはじめて、需要の下支えができることになります。こうした循環を生み出すためにも、高市政権にとっては市場との十分な対話と見極め、日銀とのより一層緊密な政策目標の確認が求められています。
「強さ」を前面に打ち出していきたい、というのは初の女性総理として様々な困難に直面しながら今日まで取り組んでこられたであろうことを考えると、理解できるのですが、ここは虚心坦懐に、この国の「あるべき姿」とは何なのか?ということに目を向けていただきたいと切に願うところです。
「あるべき姿」とは私が初の選挙挑戦に掲げたメッセージでした。これを語ったのは明恵上人(みょうえしょうにん)で、その言葉は「あるべきようわ」でした。私が27年間大切にしてきた言葉です。理想のあり方を見失わず生きるべきというその教えは、実はこの国に通底してきた、全ての民の喜びを旨とする、という再分配の思想に集約されるものではないかと思います。
真の保守とは「寛容」にあり、それこそ中道の精神、全ての民の竈に煙が立つことを喜びとする、為政者の再分配の思想こそが求められているのだと感じます。∼スタッフ日記∼
「AI時代にこそ人間力」
皆さんは生成AIというものをご存知でしょうか?生成AI(Generative AI)とは、テキスト、画像、音声、動画などの新しいオリジナルコンテンツを自動で作り出せる人工知能のことです。
つい最近、生成AIの講習を受ける機会があり、実際の生活や仕事における活用方法について学ぶことができました。 具体的には、文章作成や要約、企画のたたき台、画像生成、議事録整理などがあります。仕事でも生活でも面倒だけど時間がかかる作業を一気に短縮できるのが大きな魅力です。
一方でデメリットもあります。もっとも注意すべき点は、生成AIは必ずしも正確な情報を導いてくれる訳ではないという点です。というのも、生成AIは大量のデータをもとに、新しいコンテンツを作り出すため、データの引用元を誤れ
ば、それに伴い結果も誤ったものになるのです。AIはあくまで膨大なデータのパターンを解析し「それっぽい回答」を出しているに過ぎません。だからこそ、検証・確認・最終判断は人が行うという姿勢が欠かせません。
講習の中で最も印象的だった部分は“生成AIを使うことは目的そのものではなく、目的を達成のための手段です。「何を実現したいのか」を先に決め、そのためにどの工程をAIに任せ、どこを自分が担うかを設計する。うまく使えば、成果と生活の質を同時に引き上げられる道具になります。”という部分でした。
生成AI・SNSやインターネットと、世の中が便利になっていく一方で、人と人とが対話を重ねコミュニケーション取ることがさらに重要視されていくのだなと感じます。
(テン)The post 第1207号 2026年頭所感 first appeared on 馬淵澄夫(まぶちすみお)奈良県第1区選出 衆議院議員.
第1207号 2026年頭所感
馬淵澄夫新年あけましておめでとうございます。 ◆巳年の変動 昨年の干支である巳年は、「変動の年」と言われてきました。1989年のバブル経済崩壊の始まり、2001年の米国同時多発テロ、2013年のアベノミクス開始、など世界経済と
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