第936号 国民民主党へ入党

 突然のご報告となりますが、2日、私は国民民主党に入党届を提出し、翌日の総務会で承認されました。今後、国民民主党所属の衆議院議員として活動して参ります。

◆なぜ今入党か
 私は2017年10月の衆院総選挙での落選以降、2018年4月には浪人の仲間を募って一丸の会を立ち上げ、昨年2月には繰り上げ当選により国会に復帰しましたが、一貫して政党には所属せずに活動して参りました。無所属というしがらみのない自由な立場から、バラバラになってしまった各野党をつなぎ、政権交代可能な大きな塊を作ることを大きな目標としてきたからです。

 そうした中、昨年9月には、野党共同会派に入会し、無所属ながら予算委員を拝命して安倍政権追及の先頭に立つと共に、10月にはれいわ新選組の山本太郎代表と共に、消費税減税研究会を立ち上げ、与党に対抗し得る野党の政策の旗印としての消費税減税の可能性を模索してきました。

 昨年来、統一地方選や参院選において野党の力は一つにならず、合流が取り沙汰されるものの、現在に至るまで足踏みの状態が続いています。一方で、消費税増税の悪影響と、それに追い打ちをかけたコロナ禍に対し、安倍政権は有効な手を打てず、日本経済は危機的状況に陥っています。野党は秋口にも予想される衆院解散総選挙で、経済再生政策と新しい日本社会の姿を掲げて、一丸となって与党と戦わなければなりません。

 こうした状況の中、これまで通りに時間をかけて、無所属の立場で野党をつないでいくというよりも、政党に所属して、その政党の一員として責任のある立場から政界再編に向けて各野党に働きかけ、有権者に対し安倍政権に代わる選択肢をいち早く示す一助となることが、今の私に求められている役割ではないかとの思いが強くなっていきました。

◆目標は変わらず
 そうした思いの中、国民民主党の玉木代表や平野幹事長からも、入党のお声がけを頂いておりました。また、共同会派として昨年秋の臨時国会から共に活動させて頂いた、野党第一党の立憲民主党枝野代表や安住国対委員長を始めとする皆さま、れいわ新選組の山本太郎代表ともご相談をさせて頂き、背中を押して頂きました。

 比例復活・繰上当選の私が入党できる政党は、野党共同会派においては国民民主党しかありません。また、大胆な財政支出や消費税減税を通じた税体系の抜本的改革という、私が消費税減税研究会で取り組んできた政策課題についても、国民民主党の主張と方向性が一致しています。そうした理由から、今、私が求められる力を最大限に発揮するため、国民民主党への入党を決意しました。党における仕事は未定ですが、頂いたミッションを精一杯取り組むだけと思っています。

 目指す方向は変わりません。国民民主党の一員として、立憲民主党を始めとする他野党と力を合わせ、また、一丸の会の浪人の仲間たちとの連携も引き続き行って参ります。政界再編と政権交代のエンジンとなるべく、国会復帰後の第2ステージへと進みます。

 

スタッフ日記 「政党いろいろ物語」

 馬淵が国民民主党に入党し、政党の一員として活動することになりました。

 まぶちニュースを毎週ご覧頂いている皆さまは、国民民主党はじめ政党各党のことはよくご存じでしょうが、ふだん政治にあまり関心の無い方からは、「同じような名前の党がいっぱいあってよく分からない」との声も頂きます。

 確かに、「民主」を含む国政政党だけでも、国民民主、立憲民主、社会民主、自由民主とあり、国民民主のように新しく出来た政党を広く認知して頂くのはなかなか大変だと思います。

 政党にとって党名は理念を表す最も重要なものです。「民主」や「国民」、「立憲」、「自由」といった政治用語を組み合わせた伝統的な名称から、最近では「れいわ新選組」といった、新しいスタイルの政党名を冠する政党も現れ、名称は多様化してきています。

 日本では政党というと、まだまだ政治についていつも熱弁をふるっている近寄りづらい集団というイメージがあるかも知れませんが、世界を見ると政党はそんなにかしこまったものではなく、わりと大らかに結成されることも多いようです。

 その名称を例に挙げてみても、「がんばれイタリア」、「ビール愛好者党」、「誠実なる怠け者連合」など、その場の勢いで付けられたように感じられるものもあります。むしろ、そういう政党がどんどん出てくる方が、政党が身近で政治に活気がある社会なのかも知れません。

 今後は、国民民主党を身近に感じて頂く活動を通じて、政治を活性化させることが大事だと思っています。(アタリ)

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馬淵澄夫
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