韓国に口髭が朝鮮総督だと批判されたハリス駐韓米大使:口髭といえばヒトラー

 文在寅政権の対北朝鮮政策を批判したハリス駐韓米大使に対して、韓国は大使が日系であることは侮辱だとし、また大使の口髭が植民地時代の朝鮮総督を連想させると非難した。失笑を禁じ得ない。 口髭と言えば、何と言ってもヒトラーである。髭のないヒトラーは想像できないくらいに、彼のちょび髭はトレードマークになっている。ヒトラーは、鼻の下がやや長めであることと、鼻が横に広がっていて鼻の穴が大きいことを気にしていた。髭をはやすと、それがカモフラージュされたように目立たなくなる。そこで、青年になって髭が生え始めると、そのまま伸ばしたようだ。17歳のときに友人が描いたヒトラーの横顔のデッサンが残っているが、それにはすでに髭がある。 最初はカイザー髭、つまり森鴎外のような髭をはやしていたようである。第一次大戦のとき、イギリス軍の毒ガスから身を守るためにドイツ軍兵士は防毒マスクをつけたが、従軍したヒトラーは、その装着にカイザー髭だと邪魔になるので、左右を切り落とし、真ん中だけ歯ブラシのような形に残したそうである。 そして、このちょび髭スタイルを生涯守り続けたことはよく知られている。  ところで、このヒトラーに心酔したのが、私の故郷、福岡の戦前の政治家、中野正剛である。中野の演説は人気があり、木戸銭を払ってでも聞きたいという大衆が長蛇の列をなしました。私は、彼の著書や演説集を何冊も持っているが、大衆の心を掴むのがうま続きをみる

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