江戸川学園流山おおたかの森専門学校視察

こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日は江戸川学園流山おおたかの森専門学校を会派のメンバーとともに視察いたしました。

 

 

先般、私と大崎県議で千葉県留学生受け入れプログラム(※

留学生と現地日本語学校、県内日本語学校、介護福祉士養成施設、受入先となる介護施設のマッチングを行い、留学生の学費等の負担に対して、県内の介護施設等が助成を行い、県はその一部を補助するという制度)を活用されている私の地元・我孫子市の介護施設を視察してきたわけですが、江戸川学園流山おおたかの森専門学校介護福祉学科では多くの留学生を受け入れており、その様子や実情を視察させていただきました。

 

※留学生クラスの授業風景

 

難しい日本語でも皆さんが先生の話を笑ったりして聞いているのを見て、かなり習熟度が高いと感じました!

こちらの学校では担任制・日本人学生との特設合同授業、日本語教師による日本語能力アップなど、細かな指導のもとで学んでいます。

 

実践の授業で活用する様々な教室も見せていただき、あらゆる介護用品が使いこなせるようにするために、最新の浴槽なども完備されておりました。

 

 

我が国における介護業界の人材不足は深刻になってきている背景もあり、在留資格『介護』が平成29年より正式に就労ビザとして認められ、この年から一気に介護福祉養成施設への外国人留学生が増えました。

千葉県ではベトナム政府と介護分野をはじめとする人材の育成及び受入れを推進するための覚書を締結していることから、ベトナムからの留学生がとても多いのが特徴です。

 

千葉県第8期介護保険事業計画に基づく2025年度の千葉県の介護人材不足数は7,113人と推計されており、会派として、介護人材の確保や育成をはじめとした高齢者施策に取り組んでいます。

 

6月定例千葉県議会の私が代表質問で取り上げました千葉県留学生受け入れプログラムについて、県に事業の継続と拡大を要望しており、県からは継続していくという答弁を得ています。

 

 

一方で課題としては、こうした介護福祉士養成施設自体が減少しているという実態です。

2013年度は412施設ありましたが、2021年度は327施設にまで減少しています。

 

 

 介護を志す方が減少しているという側面に加えてそもそも、千葉県内における18歳人口が減少していくことが推計されていることからも、少子高齢化について真剣に取り組んでいかなくてはならないと改めて実感したところです。 

 

最後に、お忙しいところ視察を快く受け入れてくださいました校長先生に心から感謝申し上げます。