千葉県多様性が尊重され誰もが活躍できる社会の形成の推進に関する条例案について

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

千葉県議会では、本日から会派の代表質問が始まり、論戦が始まりました。

 

今朝の千葉日報にて12月定例県議会に熊谷知事から上程された『千葉県多様性が尊重され誰もが活躍できる社会の形成の推進に関する条例案』について、各主要会派の賛否が報じられておりました。

 

 
我が会派『千葉政策議員団』としては新聞社の取材に未定の『△』としたことについて色々と問合せが来ておりますが、先週の招集日に正式に知事から上程されたばかりであり、本会議での代表質問・一般質問、委員会での議論・審議を経ていない段階で賛否を出すこと自体がナンセンスであるという立ち位置です。
政治は表だけでなく、水面下で様々な調整や協議をしていることが多々ありますが、ともに選挙で選ばれた知事と議会が県民に見える形でやり取りをする公の議会での議論は最も重要であると認識しています。
 
会派として、一定の方向性は出しておりますが、上程されてから、一切の議論を待たずに重要な条例案の賛否を判断することはできず、日々、会派の中でも議論を継続しているところです。
 
経緯としては、県は9月に骨子案を発表し、1か月間、パブリックコメントを募集した結果、意見は669人から合わせて1279件寄せられたものの、内容の変更はせずに当初の骨子案のまま今議会に上程されたものです。
 
上程までの間、担当課と協議を行ったり、我々も様々な団体等からご意見をうかがってまいりました。それらのご意見は骨子案が物足りたいというものから、不要論まで実に様々な内容です。
 
本会議及び付託される委員会の審議も踏まえ、最終的に会派として納得できる判断をすることで、我々が出す答えを県民へ説明していきたいと思っています。
 
本日、早速自民党の代表質問で条例の狙いや制定後の取組、県民からの様々な懸念の声についての知事の考え等が質疑されました。
 
その中で、熊谷知事は
『女性を自称する男性による女子トイレ等への侵入や外国人によるトラブル増加などの社会への影響を懸念する方もいるが、本条例は違法行為を許容するものではなく、社会の混乱や分断を助長しようとするものでもない』
という主旨の答弁をされておりました。
 
全国で男女共同参画条例が唯一ない千葉県として、また今後の千葉県のあるべき姿や時代の流れなどを鑑み、我々、「千葉政策議員団」も今議会中は毎日のように会派で議論しています。
 
特に本条例が付託されることになる総合企画常任委員会のメンバーが我が会派にはおりますので、委員会審議も入念にチェックして判断していきます。