我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日、千葉県では新型コロナウイルス感染症対策について追加の政策を打つことになりました。
変異株への置き換わりなどによる新型コロナウイルスの感染拡大が
懸念されるため、高齢者向けワクチン接種の早期完了や重症者用病床の 確保、更なる感染防止対策などに早急に対応する必要があります。
【追加対策】
①休日等に集団接種を行う医師や看護師等の確保に対する支援
②新たに重症者用病床を確保する医療機関に対する支援
③接待を伴う飲食店の従業員に対するPCR検査の実施
④飲食店における感染防止対策の認証モデル事業
補正予算額は 23億 6,000万円 となっています。
以下、詳細と概要をお知らせしたします。
①ワクチン接種体制の強化
概要:高齢者向けワクチン接種を早期に完了するために、市町村が集団接種会場において実施する診療時間外・休日に医師や看護師等を確保する経費について、新たに国の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の対象となったことから、実施する市町村に対して補助します。
補助対象:市町村補助上限額:
・医師 1 人 1 時間あたり 7,550 円
・看護師等 1 人 1 時間あたり 2,760 円
補助率:10/10
実施期間:7 月末まで
事業規模:11 億円
②新型コロナウイルス感染症重症者用病床整備事業
概要:重症患者の受入体制を強化するため、医療機関が新たに重症者用病床を整備する費用について、国庫補助に加え、県独自の補助を行います。補助対象:医療機関
補助上限額:
・国庫補助分
体外式膜型人工肺(ECMO) 1 台当たり 21,000 千円
人工呼吸器 1 台当たり 5,000 千円
簡易陰圧装置 1 床当たり 4,320 千円 など
・県独自分
施設整備 1 床当たり 15,000 千円
設備整備(1以外の設備や1の上限額を超える部分)1 床当たり 5,700 千円
補助率:10/10
整備見込み:約 40 床(現在90床確保しています)
事業規模:8.9 億円
③接待を伴う飲食店の従業員に対する PCR 検査の実施
概要:感染拡大を防止するため、感染者が多数発生しており、接待を伴う飲食店の店舗数が多い地域において、市が実施する「接待を伴う飲食店の従業員に対するPCR検査」に要する経費に対し補助します。
対象地域:千葉市、市川市、松戸市、柏市
補助率:10/10
対象店舗数:約 1,800 店
実施期間:5 月 20 日以降で、各市の実施準備が整った日から 10 月まで
自己負担額:無料(月 1 回まで)
事業規模:3.3 億円
事業の流れ:
④飲食店における感染防止対策の認証モデル事業
対象:千葉市内の飲食店(テイクアウト・デリバリー型は除く)
認証基準:業種別ガイドラインや他県の事例よりも厳しい対策を求める基準としています。
<厳しい基準項目例>
・建築物衛生法の対象施設に限らず「CO2(二酸化炭素)濃度 の測定 1000ppm 以下」を必須項目
・「換気の詳細の図示」、「利用者の氏名等の記録」等の4つの選択項目を設定し、そのうち3項目以上を必須
手続き等:飲食店からの申請に基づき、千葉市とともに実際に取組状況を確認し、県が作成したモデル認証基準を満たした店舗に認証ステッカーを交付します。その後も継続して対策が取られているかを確認します。
令和3年5月27日(木)から申請受付
モデル認証店への支援等:認証店について、県ホームページへの掲載などにより、高いレベルの対策が講じられていることを周知します。
認証に必要な設備の整備費用について、補助金(上限 30 万円)を活用できます。
補助対象:アクリル板、CO2(二酸化炭素)濃度測定器、加湿器等
認証店には、感染防止対策の改善策や集客への効果など、認証制度の実効性を高めるための提案にご協力をお願いすることとしています。感染症対策を随時確認し、十分ではない場合は、モデル認証を取り消すことがあります。
モデル市との連携:補助金交付、事業周知、現地確認、課題整理等について、千葉市と連携し取り組みます。
予算について:補正予算額 4,000万円
認証手続等 2,200万円:委託事業として実施
設備補助金 1,800万円:千葉市を通じて間接補助で実施
※財源は全額国庫支出金(地方創生臨時交付金事業者支援分)
※ 知事専決による予算措置を行います。
今後の予定:千葉市内の飲食店を対象に認証のモデル事業を行い、認証店及び千葉市の協力を得て、認証基準や感染防止対策の支援など、ハード・ソフト面の両面から実効性の高い認証制度のあり方を検証したうえで、全県における認証制度の実施を目指していきます。
※モデル認証の申請手続きについては、後日、専用窓口(電話)を開設します。詳細は、決まり次第お知らせします。